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虹執事
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翌日。
また、上官に呼び出された。
「この間はよくも俺に恥をかかせてくれたな!」
開口一番、怒鳴り声が飛んでくる。
(……完全に言いがかりだろ)
しかも、相変わらず声が馬鹿みたいにデカい。
耳が痛い。
(めんどくせぇ……)
いくら面倒でも、腐っても相手は上官だ。
無視するわけにもいかない。
幸いなのは、その上の上官が長期遠征に出ていて、現在ここにはいないことくらいだ。
「なんだ、その目は!」
上官が怒鳴る。
そして、勢いよく右腕を振り上げた。
(……相変わらず沸点低いな)
そんなくだらないことを考えながら、俺はただ、その時が過ぎるのを待った。
その瞬間。
バンッ!!
「……っ!」
突然、すぐ近くで大きな音が響いた。
身体がびくりと跳ねる。
ぶたれたのかと思った。
けれど、違う。
「一体、なん……」
「ふげっ!?」
上官が何かを言いかけた瞬間。
潰れたカエルのような声を上げ、その身体が地面へ倒れた。
「…………」
(……何だ? 一体)
何が起きたのか分からない。
目を凝らして周囲を見る。
けれど、そこには風が吹き抜けているだけ。
何も見えない。
……いや。
それでも、さすがは上官というべきなのか。
最初こそ何が起きたのか分からず狼狽えていたものの、すぐに体勢を立て直した。
周囲を警戒しながら、声を張り上げる。
「奇襲とは卑怯な! 姿を現せ!!」
(……珍しく上官らしいこと言ってるな)
妙なところで感心してしまう。
ただ。
奇襲というには、どうにも違和感がある。
そもそも。
(……なんで、上官だけが襲われてるんだ?)
俺は周囲を見回した。
何もない。
誰もいない。
なのに、上官だけが狙われている。
その理由が、俺にはまったく分からなかった。
コメント
1件
うわっ!!第7話めっちゃ気になる展開〜!!!😳💕 上官またキレてるし「声が馬鹿みたいにデカい」って主人公の心の声にめっちゃ共感しちゃった笑 でもそこからの「ふげっ!?」って倒れる上官、何が起きたの!?🤯 しかも主人公だけ無傷で上官だけ狙われるって…もしかして主人公を守ろうとしてる誰かがいるってこと!?次が気になりすぎるよ〜!!次の話も楽しみにしてるね🌈✨