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『あなたのおかげで私の株が上がったわ。どうもね。芋女ちゃんっ!』
と、私はニヤリと笑い、この場から離れる。
「カットぉぉ!」
監督の声が現場中に響く。
ふぅ、何とか行いけた。
「今日は撮影切りあげます!お疲れ様でした!」
あ、もう終わりか。
「お疲れ様でした。」
スタッフや役者さんにどんどん挨拶をして行く。
「おつかれ。葉月。行くぞ。」
見慣れている黒い車から顔を出してそういったのは、私のマネージャーである大輝さん。大輝さんは23歳で妹のように可愛がってもらっているんだ。
「どうだった、新しい仕事は」
運転席からそう聞いてきた大輝さん。
「監督さんとか、皆さんとっても優しい人たちでした!最初は何だか冷たい方もいたけど、最後は皆さんとても優しい方たちでした!」
スタッフさんの人も、お菓子くれたり、世間話とかしたり、他愛のない話を沢山した。
「そっか。」
安心したような声色でそう言った大輝さん。
ふふっ、やっぱ大輝さんは優しいな、
「着いたぞ。明日は学校終わりに撮影があるから、学校終わったら連絡してくれ。迎えに行く。」
「分かった!」
「じゃあ、早く寝ろよ。」
「ありがとうございました!」
ふう、今日も疲れたな、
ふと時計を見ると11時を過ぎている事を知る。
もう遅いし、今日はご飯食べないでお風呂だけ入って寝よう。