テラーノベル
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nksr
※口調や口癖あまり掴めてません…
※キャラ崩壊あり…?
※今回はお話です!
※人がたくさん登場するところは、台詞の横にお名前つけておきます!
「俺たちのこと、皆に言ってもいい?」
撮影もなく、家で二人でのんびりしていたとき、突然ニキにそう言われた
「別に大丈夫やけど…なんで?」
付き合って1ヶ月と少し
そういえば、周りに伝え忘れていた
見つめると、ニキの視線が左右に揺れる
まるで空中の言葉を探しているみたいだ
疑問は残るけど…なにかあるから相談してきたんだろうし、仕方ない
ただ黙って返事を待つ
「なんか…隠してる訳じゃないし、多分アイツらのことだからもう気づいてるとは思うんだけどさ。」
「…おん?」
「色々話とか聞いてもらってたし、ちゃんと言っといた方がいいかなって思ったっていうか…」
言いながら、少し恥ずかしそうに笑う
こういうのは意外とちゃんとしてるんだよな、
「あーなるほど。まあ、いずれは伝えなあかんかったことやし、言ってもええで。 」
勘は鋭い奴らばかりだし、早めに言っておいて困ることもない
それに、変な絡みも減るだろうし。
「ほんと?」
ニキの顔にパッと笑顔が広がる
こんな事でも嬉しそうな顔するんだもんな
愛されている実感がじわじわと俺の頬を焦がす
ニキに気づかれないようにさり気なく顔を背ける
「じゃあ今日みんなで飲み行こ !」
見ると、もう既にスマホの画面の上を指が滑っている
俺のスマホが通知で震える
見てみると、ニキからのdiscordの通知
「こういう時の行動ほんま早いなあ笑」
なんて笑いながら了承の返事を送る
ほとんどの奴が了承の返事をしていた
それを見て、緊張が増していく
ニキと少し時間をずらして家を出る
道中、色々な不安が足取りを重くする
ニキは話聞いてもらったって言ってたけど、俺は特にそういうのないしな…
…伝えても引かれたりせえへんだろうか、
彼女が出来たという報告ならここまでの不安は必要なかったと思う
男同士だから発生してしまっているだけ
少し前のニキの状態を思い出す
アイツはきっと、溜め込んでしまうタイプなんだと思う
俺への気持ちを爆発させた日、初めて俺への不安を漏らした日
どっちも俺に伝えないまま、自分の中で消化しようとして出来なかったんだろう、
日々募る不安と、根拠のない自信がいつもせめぎ合っている
俺も、アイツも。
「男同士って難しいもんやな…」
そんな呟きと共に、冬の吐息が漏れる
気づけば、約束の店の目の前にいた
一度立ち止まって、深呼吸をしてみる
心臓の音が少しうるさい
暖簾をくぐり、少し力を込めて引き戸を開ける
店に入った途端、賑やかな空気に包まれる
あたたかい色をしている照明
ぶつかり合うグラスの音
どこかから聞こえてくる大きな笑い声
鼻腔をくすぐる炭火の匂い
全てがこの空間を彩っていて、少し安心する
「あ!せんせー!!今来たのー?」
店を見渡すと、聞き慣れた声がした
声がした方に目をやると、若干酔ってそうな派手髪が一人
「おー。りいちょ、 席教えてくれへん?」
rch「ん!着いてきて〜」
二人でテーブルの間を縫いながら進んでいく
どうやら、奥の方の座敷で飲んでいたようだ
そりゃ見渡しても、見つからんわ。
角を曲がったところで、黒髪の男が目に入った
…真っ先にアイツに気づくとか、俺も人のこと言えへんやん、
少し気持ちが下がったが、こちらに気づいた何人かに片手を上げる
nt「お、せんせーやっと来たね」
kl「ちょっと遅いんじゃないですかー?」
見慣れたメンバーが七人
今日はトニーとシードがおらんのか、
代わりに、珍しく18号が来ていた
「ちょっとゆっくりしてて、ごめんごめん」
軽く謝りつつ、座敷に上がると、 ニキがこちらに手招きしているのに気づく
「ボビーここ空いてるからおいで」
「ん、」
俺の返事を聞いて、一番奥の席に誘導してくる
さりげなくニキの隣に座らされたと気づく
なんだか気恥ずかしい、と思っていると周りの視線の温度に気づく
ケラケラ笑って何かしているりちょキャメを他所に、18号とキルちゃん、弐十ちゃんが変な顔をしてこちらを見ていた
…本人は普通の顔してるつもりなのかもしれんけど、口元が綻んでるぞ、
ちらとニキの方を見ると、三人の方を向いて不貞腐れたような顔をしている
「…なんですか?」
ただ眺められるという状況に嫌気が刺したであろうニキが空気を破る
18「いやー、なんで席キープしてるんだろうなって思ってたんだけど、せんせーの為だったんだなーと思って。ねー?」
口元を綻ばせながら言う18号の言葉に、うんうんと二人が頷く
kl「ニキくんって、そういうタイプだったんですねー。知らなかった!」
キルちゃんがわざとらしい声を出す
nt「一番奥の席ずっと守ってたもんね笑」
「別に一番奥にこだわってる訳じゃないし」
kl「いーやいや笑。俺が座ろうとしたら結構嫌がってたやん、ニキ笑」
18「せんせーの隣は自分がいいんだよねー」
明らかにニキの口数が少ないし、相手側の圧が強すぎる
完全に煽ってるな、これは
ここまでの経緯的に、ニキが相談してたメンバーはこの三人なんだろう
そしてコイツらは、恐らく俺の気持ちにも気づいている…はずだ
ニキとじゃれていた時、何度かニヤニヤしながら見られていた記憶がある
多分コイツらは俺たちの関係に気づいてて、いじってきてる
でも、ニキがこんなに劣勢なのも珍しくて、つい笑みが零れる
ニキの視線が俺に向く
「なーに笑ってんの」
不機嫌そうな瞳が俺を見つめてくる
「いや、なんでもない笑」
ここで伝えてもニキがさらに不機嫌になるだけだからと笑いながら誤魔化す
ニキは一瞬ムスッとした顔をしたけど、すぐに手を鳴らした
「もうこの話は終わり!ボビー、ドリンクとか頼みなよ」
そう言いながら、俺にメニューを手渡す
ニキは、まだ何か言っている三人を軽く流して他のメンバーの方を向いている
お酒のせいか、その耳が少し赤かった
店員さんを呼んで適当なお酒を注文して、みんなより少し遅れて飲み始める
この時にはもう緊張なんて忘れていた
机の上に空のグラスが増えてきた頃、ニキが俺の肩をとんとんと叩いてきた
なんだ、と思ったがすぐに理解した
「あの、ちょっと…いい?」
賑やかな空気にニキが切り込む
一瞬その場が静かになったが、なんだなんだとすぐに騒がしくなる
「みんなに、伝えておきたいことがあって」
いつもより少し固い声
あまり緊張していないのかと思っていたけど、そんなことはなかったらしい
キャメとりいちょが「ニキくん彼女かな…?」「え!彼女!?」などと騒いでいるが無視しよう。
…ニヤニヤしながら見てくる三人も無視。
机の下で手が触れる
大丈夫だと言う代わりに強く握り返した
ニキの手にもグッと力が入る
ニキが繋いだ手を机の上に持ち上げる
「…え?」
突然の行動に俺も周りも驚くが、ニキはそのまま続ける
「……付き合って、ます」
一瞬、時間が止まったかのように全員の音と動きが止まる
ただ、視線は繋がれた二人の手に注がれていた
最初に反応を見せたのは18号だった
口元に手を当てて、目を大きく見開いている
驚きと喜びが入り混じった表情を浮かべている
一拍遅れて、キルちゃんと弐十ちゃんが落ち着いた表情で顔を見合わせる
そしてすぐにニヤニヤした表情になる
りいちょとキャメは驚きのあまり硬直していたが、すぐに騒ぎだす
rch・cm「「えー!!!!!」」
cm「そんなの全然聞いてないんだけど!!」
rch「彼女は彼女でも、せんせーが彼女ってこと!?」
りちょキャメが騒いでいる横で、キルちゃんと弐十ちゃんは思っていたより落ち着いている
kl「俺らはなんとなく雰囲気で分かってたよな、弐十くん」
nt「そうだねー。明らかに二人の雰囲気違うもんね笑」
なんて言いながら軽く笑って酒を飲んでいる
18「私もなんとなくは気づいてたけど、みんなの前で伝えてくるとは思ってなかったー!」
18号は目を輝かせて嬉しそうに話している
「よかった、」
みんなの反応を見て、安堵したようなニキの声
付き合っている、と真っ直ぐ伝えてくれた。
それがどうにも嬉しくて、くすぐったい
…大切にされてるんよなあ、俺
嬉しそうな横顔を見て、ふとそう思う
繋がれた手に力を込めて、ニキを見つめる
ニキがこちらに振り向いて、 俺の手を強く握り返して、笑う
その笑顔につられて、俺も顔を緩ませる
rch「そこ!イチャイチャしないよ!!」
「してへんわ!」
「してないし!」
二人の声が重なって、また笑ってしまう
しばらくして、18号、俺、ニキを除いたメンバーが固まって何やら話している
cm「ちょっとニキくん来て!」
楽しそうな顔をしたキャメがニキを呼ぶ
「もー、なにー?笑」
りいちょに腕を引かれて連れていかれる
満更でもなさそうな顔をしたニキが輪の中に飲み込まれていく
右手に冷たい空気が触れる。
あ、
読んでくださりありがとうございました!
今回は次回に続きます!
私はハッピーエンドしか書けない人間なので…次回も安心してご覧下さい!
読んでくださったみなさんに楽しんで頂けていたら幸いです☺️
また読んでくださったら嬉しいです👋🏻✨️
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