第17話「いつまでも、ずっと。」
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sha-kun side
今日もいつもと同じ朝が来る。
前なら、来ないで欲しいとどれだけ願ったものか。
今は1秒でもいいから早く。
彼に会いたいと思ってしまう自分がいる。
ピンポーン
あ、来た。
いつも、「もう大丈夫。」と言ってるはずなのに
「俺が一緒に行きたい」と嬉しいことを言ってくれる
大好きな人が。
nk「しゃけー!おっはよう!」
sha「今日も朝から元気だな、、、。」
nk「あ、しゃけ朝方じゃないもんねー。」
sha「おかげ様で、とんでもなく眠い。」
nk「眠気吹っ飛ばそうか〜?」ニヤッ
sha「だ、大丈夫、、、//」
nk「えぇ。」
朝から、他愛もない会話をする。
でも、彼といる時間はとても早く感じる。
だってもう、学校に着いてしまった。
kn「あ、なかむたちー!おはよう!」
nk「もうジャージに着替えてやがる。」
kn「動きやすいもんw」
br「てかシャークん〜、数学教えてー無理〜。」
sha「え?なんで?」
「簡単じゃん。」
br「シャークんにとっては、でしょ?」
sm「俺が教えてやろうか。」
br「あなたは分からないとキレられるので。」
kr「乙、スマイル。」
sm「えぇ〜。」
また6人で教室に行く。
俺だけクラス違うけど。
一組がnakamuときりやんときんとき。
二組にbroooockとスマイル。
三組は俺1人。
今は、なんで一組に入れてくれなかったんだ。と酷く思う。
そして昼休み。
いつものようにみんなでガヤガヤ食べて。
余った時間は、誰かについていく。
例えば、スマイルなら図書館
きんときなら体育館とか。
それぞれその日によって変わる。
そんなことがあってもう夕方。
いつもならnakamuが迎えにきてくれる。
はずだけど、まだ来てない。
一組で何かあったのか、、、?とりあえず行ってみる。
そこには。
mobI「な、なかむ君!」
「好きです、付き合ってください!」
nk「、、、え?」
告白されている彼がいた。
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nakamu side
今日、朝来た時に机の中のあった“ソレ”
便箋に綺麗にシールが貼ってある。
多分、いや絶対ラブレターじゃん。
正直断る気しかない。
内容を見てみると、
『今日の放課後、1−1にいてください!
nakamuくんに話があります。』
絶対女子の字じゃん。
男がこんな綺麗に書けるわけがない。
まあ、断るけど残っていてあげよう。
そして放課後。
スマホを見ながら待っていた。
絶対もう帰ってるよね、、、。
ぼっち帰りかぁ、、。
そう考えていると、
ガラガラガラ、、、
やっぱり入ってきた。
その女子は俺がいることを嬉しそうにしていた。
これから降られるのにも関わらず。
mobI「な、なかむ君!」
「好きです、付き合ってください!」
nk「、、、え?」
「えっと、ごめん。」
「俺好きな人いるから。」
mobI「私、その人より絶対後悔させない!」
「中学の頃からずっと好きだったの!」
「優しい君のことを見て惚れたの!」
そう、この人と俺は中学が一緒。
そのこともあってか、少しは仲良くしていた。
でも、
nk「ごめん、俺は君とは付き合えない。」
mobI「でも、!」
その時ある人影が見えた。
少し目があった、それだけでわかった。
その低い背は、、、。
mobI「ちょっと、どこ行くの?!」
その声を無視して、ドアのほうへ近づき。
ドアを開けた。
sha「あ、」
やっぱ居た。
ヤバい、みたいな顔してる。
やっぱ可愛い、、、!
しゃけの腕を引っ張り、顔に近づけた。
mobI「てかなんで、転校生が、、!」
nk「ごめん、何回も言うけど君とは付き合えない。」
「だって、俺。」
「君より、しゃけの方が好きだから。」
sha「、、///」
mobI「はぁ??男を好きになるとかわけわかんない。」
「まあいいや。ごめん今の告白なしにしといて。」
そして足早々と去っていった。
sha「気づいたのかよ、、。」
nk「え?だって目あったでしょ?」
sha「はあ、、、。」
「邪魔しないでおこうと思ったのに。」
nk「まあ、誰かに振り向くなんてないから。」
「俺は一生しゃけ一筋だから。」
sha「、、サラッと照れること言うんじゃねえよ///」
nk「ごめんw」
そして帰路に着く。
手を繋いで寮まで行く。
nk「ねえ、シャークん。」
「これからもずっと一緒だからね。」
sha「、、当たり前だろ。」
「てか、一生誰かに振り向かせてやらないから。」
nk「フフッありがと。」
ずうっと
俺と君は小学校から高校まで来て
見えない糸で繋がっている。
それが今の関係の証。
いつまでも
ずっと。
君のことが好きだからね。
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団子です!
今回で、学生編を最後にしようと思います。
大人編を見たい!という方はコメントして勇気をもらえると幸いです。
それよりも、
中2になりたくないーーーー!
ずっと一年生でいい!
部活の後輩できたくないーーー!
勉強したくないと駄々をこねても仕方ないですよね。
すぐに時間は地獄の底から這い上ってくるのですから。
進学したくないーーーーーーーー!!!
一生春休みでいい気がします。
では!
一応学生編完結です。
ここまで読んでくれた、皆様に感謝を込めて。
ばいばーーーーーーい!!!
コメント
2件
今回の話も素敵でした!ありがとうございます!病院にいながらニヤニヤしてる自分がいる...(キッッショッ) 大人編も読めたらいいなって思います!私たちに供給をありがとう! ん〜すきだべ♡
毎度思いますが物語書くの上手すぎます…!ぜひとも大人編読みたいです! ていうか団子さん!わたしと同い年じゃないですか!わたしも今度中2になるんですよ! 進級したくないし部活の後輩できたくないのめっちゃ分かりますw お互い頑張りましょ!