『放課後の2人』
so視点
放課後、教室には俺とちぐちんだけ。
俺は黒板の前で明日の授業準備をしていた。
ふと後ろを振り返ると、ちぐちんが窓際で机に手をつき、なにやら怪しい動き。
tg んー、しおたん見て見てー!
……まただ。
so な、なに?
tg この鉛筆、空飛ばせるか試してるのー!
え、鉛筆……空飛ばす?
so ちょ、危ないでしょ!
tg 大丈夫だよー、しおたん見てー
ちぐちん、満面の笑顔で腕を振りかざす。
案の定、鉛筆は俺の机にぽとん、と落ちる。
so あっ……!
tg えへへっ、ごめんね
謝る声も可愛い。耳まで赤くして笑うちぐちん。
……くそ、心臓がぎゅっとなる。
so な、なんでわざわざそんなことするの?
tg だって、しおたんの反応見たかったんだもーん
あざとすぎるだろ……。
俺は思わず視線を逸らす。
でもちぐちん、気にせずに机に顎をのせてこっちを見ている。
tg ふふっ、しおたん、ちょっと赤い?
……ああ、なんでこの子は、何もしてないのに俺をこんなに照れさせるんだ。
放課後の教室は、いつもより静かで、でも妙に心臓が落ち着かない。
――ああ、明日もこの子に振り回されるんだろうな。
でも、少しだけ……楽しみだったりして。
そしてその瞬間、ちぐちんが俺の腕にちょこんと手を置いた——
so …ちょ、ちぐちん!?
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コメント
7件
、、、尊すぎません!? 口角戻らなくなりました、w 続き楽しみにしてますっ.ᐟ.ᐟ♡
あ、尊い💕 ほんとにこの話好き! 続き楽しみにしてる〜!
ヤバい最高すぎる😭👏✨ うち、絶対実る恋愛系がいっちばん好きだから、もう、ねぇ、心が虹色になりそうだったよ(?) 続き楽しみにしてるね!