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記録――2018年4月 ???
「なんで、俺がこんな田舎に呪具を取りに行かないといけないんですか?」
『でも、貰うだけだから楽でしょ?』
――夜。真っ暗な村に男たちが通話する声が響く。
時刻は深夜か。保管されている”何か”を回収に来た青年が目的の家に着き
ピンポーン
チャイムを鳴らした
が、誰も来る様子がない
ドアを開けてみたが、家は真っ暗で誰もいなかった
「……いないですよ」
『え?』
「この家、誰もいません」
目的の家には誰もいなかったのだ。
引きつった声が出た。
しかし、通話の相手はどこまでも気楽だ。
『マジで? ウケるね(笑)』
「ぶん殴りますよ……」
『それ 回収するまで帰ってきちゃダメだから』
どこまでも電話先の相手の声は軽い。
青年は思った。
今度マジで殴ろう。
青年は一旦電話を切り、家の周辺を探し始めた。
が、足を止めもう一度電話をかけ始めた
『ちょっと、仕事中なんだけd「今すぐ何人でも良いので呪術師を連れてきてください!!」
『何があったの?』
「この村の住民が、全員殺されています、、、、」
『は?』