コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ドイツ視点ーーーーーーーー
広場へ帰り、彼らと情報を交換する。
裁判は2回目なのでみんな落ちついている。
全員の顔を見て、少し考える。
最後はきっと、勝てる。
🇬🇧「そろそろですね」
そう、イギリスが言った瞬間。
どーん!
椎名「はいはーい!今日は裁判デーでーす!」
そう言いながら椎名は緊張した面持ちの俺らをぐるりと見回し、馬鹿にするようにケラケラと笑った、
椎名「も〜!前も一回やったでしょ?そんなにシンキクサイ顔してると吊られちゃうぞ〜?」
質問を投げかけた後、だれも答えてくれなかったことに少し不貞腐れて椎名はスラスラと台本を読んでいるように話す。
椎名「、、、まぁ、制限時間が来たらお知らせしますのでどーか、この時間を有効にお使いくださいな」
そう言って煙に巻かれて消えて行った。
🇬🇧「、、、何か犯人につながるヒントとかありませんでした?」
そう、イギリスが言い放つとイタリアが手を挙げた。
🇮🇹「、、、ioはイギリスが犯人だと思うんね」
その言葉にみんな、驚かなかった。
🇮🇹「理由は、死亡推定時刻に犯行ができたのは、イギリスしかありえないからなんね」
イタリアがそこまで言うと、イギリスがその続きの言葉を遮って話し始めた。
🇬🇧「死亡推定時刻、ですか。そんなものどこでわかったのですか?」
そう言われてみんな黙ってしまうー。かと思われたが、カナダがゆっくりと話し始めた。
🇨🇦「ロシアさんは、アヘンで亡くなったんだ。アヘン中毒での亡くなる時の症状はドイツさんの部屋に貼ってあった。それをみたら死亡推定時刻はわかるよ」
カナダがそこまで言い終わると、「他に、意見がある人」と俺らに聞いた。
🇩🇪「、、まずはこれを見てくれ。イギリス製のナイフと、手袋と、モノクルだ。ナイフはまだしも、手袋とモノクルはイギリスのだよな? 」
そこまで言うとイギリスがまた、喋り始めた。
🇬🇧「それは、どこで手に入れたのですか?場所によってはこの時間に関係がないように思われますが」
この質問についての回答はかなり簡単だった。
🇩🇪「ロシアの死体の前だ。血もついていたし殺害の時に使われたと考えてもおかしくない」
そこまで言った瞬間。
🇬🇧「でも、ロシアさんを殺害する理由は私にはありません!!」
とイギリスが強い口調で言い放った。
この言葉には返すものもほとんどなく、ただ空中に浮く風船のようだった。
だが、その言葉は、彼の白をほとんど確実にしていた。
そんな沈黙。
そんな中でも時間は刻一刻と迫っている。
その中、言葉を話してくれたのはパラオだった。
🇵🇼「、、、パラオね、アメリカさんがだれに殺されたか知ってるんだ」
その言葉に全員が息を呑み、視線はパラオに集中していた。
🇵🇼「ロシアさんが、毒を盛ったんだ」
一瞬言葉がイッヒを通り抜けて遠い誰かに送られた気がした。
でも、この言葉は本当なのだと心が言っていた。
本当にイギリスが犯人。
その沈黙の中、椎名の終了の合図だけがこの部屋に響いた。
椎名「もう決まっちゃったよね。はい、とうひょー」
そう椎名が言ってみんながイギリスに投票する。
椎名「吊られるのはイギリスでしたー。彼は本当にロシアを殺していまーす」
全員が、心の中に空白を飼っているようにぴたりと止まっている。
その中でただ椎名の声だけが広場に届く。
本当に。
今度は。
イギリスが死ぬ。
椎名「じゃあイギリス。ミセシメをする。だからこちらの段を登れ」
そう言われ、静かに頷き段へと歩き出す。
その途中でイッヒに一枚の紙切れを渡す。
何事もなかったかのように段を全て登り、ダンの真ん中で静かに笑っていた。
椎名「じゃー、ミセシメかいしー」
椎名がそう言った瞬間透明なカーテンが落ちる。
だれもがイギリスの死を感じた瞬間。
?「待ってーー!」
急にイッヒの横を人影が通り過ぎ、透明なカーテンを開けようとしていた。
フランスだ。
それでも。
機械の音、洋楽の音は止まない。
急に何かが刺さる音がした。
前を見るとイギリスに槍が刺さっていた。
血を吐きながらも踊り始めるイギリス。
一向に槍も、音楽も、踊りも終わらない。
フランスは絶望したような顔をしていた。
そして、最後。
イギリスは力尽きたように倒れた。