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「第1話 消え去った欠片」
とある午後の授業中。
私達1年3組の午後の授業は美術だった。
移動教室で美術室で授業を行った。私はその時間帯、ものすごい睡魔が押しかかり机に顔を伏せ、爆睡してしまった。
_____50分後
授業が終わったタイミングで起きた。何も聞いてもしてもおらず、焦っていた。その時、隣の席の男子が
「おい、澪」
と声をかけられた。
私はその時、急に話しかけられて戸惑っていた。軽い返事をして彼の話を聞く。
「澪、お前さっきの授業聞いてなかったろ?ほらよっ、ノート、写せよ。」
と、まるで友達との会話のノリみたいに言われた。
でも、写せる勇気がなく、その場から逃げてしまった。
背後からは彼の
「おい!!!!!!澪!!!!」
という叫び声が聞こえた。
私は彼を避けて逃げてしまったことに対して、酷い申し訳なさと悲しさが入り混じっていた。
「………………人のこと避けたくなかったのに……………」
と、誰一人いないトイレの個室で呟いて静かに声を殺して泣いた。
_________放課後
私は誰一人いない教室にこもって静かに声を殺してぽつりと泣いていた。
「……………………自分の…………………ばか」
泣いているせいか、声が震えていた。
その時、隣の席の男子が教室に入ってきた。
彼の名前は、「冴島 亮」。
亮は
「はぁ〜…今日は澪にも避けられたし…って誰やねん、」
といい、澪の顔を覗くと、澪が泣いていたことに対して
「あれ!?!?泣いてる!?!?だいじょーぶなんか!?!?」
と言われた。その瞬間、澪は時が止まったように固まった。
だが、自分の泣き顔を見られたくないので、急いで「私は泣いてませんよ」風に
涙を制服の袖で拭いた。
私は、無理している笑顔を作って笑い、
「な、泣いてないよ〜!!!あ…あははぁ〜、笑」
といったその時。
亮が私の手首を掴み、私を立たせ壁側に行かせ、その後壁ドンされた。
ドンッ!!!!
その瞬間、澪の涙は一気に引っ込んだ。
「我慢して何が楽しいんや!!!!我慢してたら、自分の感情、気持ち、全部なくなるで!?!?
それでもいいんかいや!!!!」
と怒鳴っているような声で叫んで言われた。
その言葉一文字一文字が、私の心に刺さった。
…………………ごめんなさい、
と小声で謝り、その場で亮に抱きついて泣いてしまった。
………………………好きでもないのに、嫌いでもない。
それなのに、なんで…抱きついてしまったのだろう。
なんで、…彼の…体に…………ハグを…………