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第二話:勝利を盗んだ半妖
あらすじ……
記憶喪失の半妖主人公「鬼神快斗」は勝利を盗んだ仮面ライダー「仮面ライダーVルパンアヤカシ」へと変身を遂げた。
「いずれ菖蒲か杜若」。
快斗「……」
りこ「……」
ナナ「……」
快斗(何か気まずいな……)
りこ「ねぇ……快斗くん」
快斗「何だ?りこ?」
りこ「さっきの……あの姿……本当に快斗くんなの?」
快斗「あぁ。俺もよく分からないが……とりあえず2人を守れてよかったよ」
ナナ「快斗くん……」
りこ「あんまり無茶しないでよね?心配だから……」
快斗「あぁ。分かってるよ」
ナナ「でも、快斗くん凄く格好良かったよ!」
快斗「そうか?」
ナナ「うん!カードがバーンドーンって飛んでシュバッて変身してた!」
りこ「……確かに、ちょっとは格好よかった……」
快斗「ちょっとかよ」
りこ「う、うるさいな~!/////」
ナナ「あ、りこ恥ずかしかってる~!」
りこ「恥ずかしかってないよ!/////」
快斗「……そういえばこのカード……」
快斗はポケットから、あの金色で縁取りされたトランプカードを取り出す。
りこ「それが……快斗くんが変身したカード……」
ナナ「それ、触って大丈夫なの?」
快斗「分からない。だけど何か、見覚えがあるんだよな……」
りこ「それって記憶が無くなる前の?」
快斗「多分な。だが、そこに霧が掛かっているような感じで分からない……」
特殊機関「オリジンズ」
ザワメキ「申し訳ない。Vルパンアヤカシが復活してしまいました……」
ザワメキは片膝を付きながら目の前に居る人物に弁明していた。
???「そうか。つまり、あのカード……ホロカードが奪われたのか?」
ザワメキ「は、はい……」
???「まぁ、よい。元々ホロカードは彼奴ら「鬼神家」が生み出したもの……しかし、奴は扱いきれるのか?」
ザワメキ「まだ……わかりません……」
???「そうか。ならば早めに芽を摘み取らなくてはな……」
ザワメキ「了解しました……」
ザワメキはその場を立ち去る。
ザワメキ「Vルパンアヤカシ……鬼神快斗……絶対に倒してみせる……」
ザワメキは壁を殴る。
ザワメキ「貴方のすべてを奪い取る……」
ザワメキはロードインヴォーカーを装着する。
〈ロードインヴォーカー……〉
そしてメロディカプセムを装填する。
〈オンユアマーク オンユアマーク〉
ザワメキ「擬装……!」
〈ロードインヴォークシステム!〉
〈メロディ……〉
ザワメキはロードエイトへと変身する。
ロードエイト「許さんぞ……許さんぞ……」
ロードエイトは窓の外に広がる蘭阜の街を見下ろす。
色鮮やかな提灯、観光祭の準備に追われる人々。そして街に響く楽しげな声。
ロードエイト「鬼神快斗……お前が守りたいものを、必ず壊す」
ロードエイト「貴様が“勝利”を盗んだのなら……お前に“敗北”を盗ませてやる……」
その頃、蘭阜商店街。
快斗「何か嫌な予感がするな……」
りこ「快斗くん?」
ナナ「どうしたの?」
快斗「分からない……でも何かが迫って来てる気がするんだ……」
りこ「それって前の……?」
快斗「多分な……」
ナナ「また戦うの?」
快斗「いや、できれば戦いたくはないな……街の皆を巻き込むわけにはいかない……」
りこ「快斗くん……」
快斗「それにまたお前らを危険に巻き込みたくないからな」
りこ「……でも、快斗くんだけに全部背負わせたくないよ!」
快斗「りこ……?」
りこ「私達だって、快斗くんのそばにいる。だから無茶をしないで……」
ナナ「ナナもいるよ!快斗くん!絶対に快斗くんのことを応援するから!」
快斗「……分かった。けど、危なくなったら逃げろよ」
りこ・ナナ「うん!」
その時、商店街の音が途切れ不気味な旋律に変わる。
ナナ「……何、この曲?」
りこ「何これ、頭が……」
りこは頭を抑えうずくまる。
快斗「大丈夫か!?」
ナナ「りこ!?」
そして奥からロードエイトが姿を現す。
ロードエイト「……」
快斗「ザワメキ……」
ロードエイト「どうした?鬼神快斗?」
ロードエイト「変身しないのか?」
快斗「……お前!」
〈Vルパンアヤカシドライバー!〉
快斗はVルパンアヤカシドライバーを構え、ホロカード(Vルパンアヤカシ)を装填する。
〈Vルパンアヤカシ!ライド!〉
快斗「変身!」
〈Vルパンアヤカシ!タイム!〉
〈ビビビ!Vルパンアヤカシ!〉
快斗は仮面ライダーVルパンアヤカシに変身し、殴り掛かる。
Vルパンアヤカシ「オラァ!」
ロードエイト「フンッ!」
Vルパンアヤカシ「グ!?」
ロードエイト「彼女を助けたければ私を倒せ。しかし、貴様が動けば、街の人達も苦しむ……」
Vルパンアヤカシ「卑怯な真似を!」
ロードエイト「卑怯?違うな。貴様の“敗北”だ」
〈ソードモード……〉
ロードエイトはブレイカムブレイカー(ソードモード)を構える。
ロードエイト「さぁ、来い!」
ロードエイトはブレイカムブレイカーを振り下ろす。
Vルパンアヤカシ「ッ!?」
ブレイカムブレイカーを受け止め瞬間、不気味な旋律が鳴り響きVルパンアヤカシは吹き飛ぶ。
Vルパンアヤカシ「ガァ!?」
Vルパンアヤカシ(受け止めたはずなのに吹き飛ばされた……?)
ロードエイト「……」
りこ「う、うぅ……っ!」
ナナ「りこ!しっかりして!」
街の人達も頭を抑え苦しみながら倒れ込む。
Vルパンアヤカシ「止めろ!」
ロードエイト「止めろ?ならば私を倒してみろ……」
ロードエイトはブレイカムブレイカーを地面に突き刺し、メロディカプセムを装填する。
〈メロディ……〉
ロードエイト「フンッ!」
〈ブレイカムスマッシュ!〉
ロードエイトはブレイカムブレイカーから斬撃を放つ。
Vルパンアヤカシ「ッ!?」
ナナ「快斗くん!」
Vルパンアヤカシは斬撃を受け流す。
〈メロディ……〉
その瞬間。
Vルパンアヤカシ「ガァ!?」
体は大きく吹き飛び、壁に激突する。
ナナ「快斗くん!」
りこ「か、快斗……!」
Vルパンアヤカシ「りこ……」
ロードエイト「これで分かっただろ。貴様が抗うたびにこの街が悲鳴を上げるのだよ……」
Vルパンアヤカシ「違う……」
ロードエイト「ならば証明してみろ……鬼神快斗!」
ロードエイトはブレイカムブレイカーをゆっくりと構え直す。
ロードエイト「私の“勝利“を盗んでみろ!」
Vルパンアヤカシは立ち上がろうとする。しかし、足元がふらつく。
Vルパンアヤカシ「ッ!?」
Vルパンアヤカシ(俺が……戦えば皆が苦しむ……でも、此奴は止めなければ……)
その時、ナナが快斗に向かって叫ぶ。
ナナ「快斗くん!頑張って!そんな奴倒しちゃってよ!」
りこ「ま……負けないで……快斗くん……!」
その言葉を聞いたVルパンアヤカシは拳を握り締めゆっくりと立ち上がる。
Vルパンアヤカシ「俺は……」
Vルパンアヤカシ「予告する……」
ロードエイト「……」
Vルパンアヤカシはホロカードをブレイカムブレイカーに投げつける。
ロードエイト「ッ!?」
Vルパンアヤカシ「お前の勝利を頂くぜ!」
その瞬間、新たなホロカードがVルパンアヤカシドライバーから飛び出す。
Vルパンアヤカシはそれをキャッチし、再び装填する。
〈Vルパンアヤカシ!ライド!〉
Vルパンアヤカシ「変身……!」
〈Vルパンアヤカシ!タイム!〉
〈ビビビ!Vルパンアヤカシ!ファントムジャッカー……〉
緑色と黒色の光がVルパンアヤカシを包み込む。
胸部には「V」のマークに加え「J」と反転した「J」の装甲が現れ、右肩からは緑色のマントが左肩からは黒色のマントが揺れる。
VルパンアヤカシFJ「さぁ、お前の勝利を奪い取るまでだ……」
つづく……
次回!!
「ファントムジャッカー」
コメント
1件
おお、第2話も熱かったですね!「勝利を盗む」ってコンセプトが一貫しててカッコいい。りことナナが快斗を信じて声をかける場面、グッときました。変身シーンのリズム感も良くて、特にファントムジャッカーのビジュアルが鮮やかに浮かびました。ロードエイトの執念も不気味で、物語にいい緊張感が出てますね。続きが気になる!
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