近頃、近所の小学生の間で流行ってる「お呪い」って知ってる? 幼なじみの男友達がなんの前触れもなしに言ってきた。 なんでもその「お呪い」は3種類あって、「感情」 「体調」 「人間関係」に働くそうだ
「お呪い」を発動するのはなかなか難しいらしくて、近所の神社の賽銭箱に、狐やら狸やら蛇やら、とにかく生きているこれらの生き物の尾を自分の中指の先から手首まで、つまり自分の手の大きさだけの長さを献上しないといけないみたいだ。 「感情」は正常な判断を乱し、「体調」は日中過ごすエネルギーを奪い「人間関係」は関わる人間全ての縁を断つ。 「お呪い」1回に対して働く「お呪い」はひとつだけ。 気持ちが悪い、割に合わないといって日が経つごとにこの「お呪い」は廃れていったそうな だが、ある小学生が夏休みの自由研究で地元の歴史をさぐっているうちに 「お呪い」を見つけたそうな 興味を持った小学生は「お呪い」を不休に普及してじわじわと広がっていた。…
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