第5話
あらすじ
とうとう、挿入の準備に入る2人。
しかし、藤澤の我慢は限界に近く余裕がない。
それでも藤澤は、良心と欲望を天秤に掛けながら準備を進めていくのだが…
5-1 〜劇薬〜
藤澤はベッド脇のチェストを開けてローションを探した。
探しながらひっそりと後悔する。
余裕が無かったとはいえ、慣らしもせずに挿れようとしてしまった。
ローションは、すぐに見つかった。
しかし、藤澤は心を落ち着かせる為にしばらく探すふりをした。
藤澤は少し息を吐くと、ローションを手に取ってベッドに戻った。
「おまたせ」
藤澤が言うと大森は、こくんと頷く。
藤澤はローションを開けて手のひらに出す。
その間も、大森が藤澤の様子を伺ってくる。
相当、怖がらせてしまったんだなと藤澤は思った。
「さっき…」
「ねぇ、」
2人とも同時に話し始めた。
お互い顔を見合わせると笑う。
「なに?」
大森が藤澤に聞く。
「…さっき怖かったよね」
「ごめん」
藤澤が申し訳なさそうに言う。
「…ううん」
大森は首をふる。
「ちょっとだけ怖かったけど」
大森はそこまで言うと恥ずかしそうに藤澤を見る。
「嫌じゃなかった」
「…」
藤澤は困惑しながら大森を見つめた。
藤澤が同じ立場で、あんなことをされたら嫌だ。
むしろ怒らないのが不思議なくらいだ。
「そうなの?」
藤澤が不思議そうに言うと、大森は頷いて手を握る。
「あ、」
藤澤が手のひらに出していたローションが大森の手につく。
大森は少し戸惑ったように、自分の手を観察した。
「…ふふ」
藤澤が笑うと大森も笑う。
大森は自分の手に付いたローションを、そろそろと触ると言う。
「すごい…ねばねば」
その後藤澤をじっとみると、その手を下の方に持っていく。
「え…」
藤澤は、つい腰を後ろに引いて逃げた。
「ち、ちょっと…」
「んふふっ」
大森が満足そうに笑う。
「今は、もときの番でしょ」
藤澤は慌てて、自分の立場を主張した。
しかし大森は瞳を、きらきらさせながら藤澤に言う。
「ねぇ、りょうちゃん」
「気を付けして」
「…なんで」
「嫌だよ?」
大森は無視して、藤澤の手の平から勝手にローションを貰う。
「…」
藤澤は天井を見上げる。
大森は、こうなると突き進む傾向がある。
大森は、わくわくとしながらローションを自分の手に塗り込む。
「動いちゃ駄目だからね?」
大森が嬉々とした様子で藤澤に釘を刺す。
藤澤はどきどきとしながら、大森の手の動きを見つめる。
今まで、ローションを使って下を触った事はない。
今回が初めてだ。
どうなるのか分からない 自分に、ひやひやとする。
大森は準備が整うと、手を藤澤の下に近づける。
藤澤は期待感と緊張感に飲まれながら、息を止めた。
大森の手のひらが、藤澤の下をぎゅっと包み込む。
ぬるっとしたローションが少し気持ち悪い。
大森は、そのまま絞るように下を擦り上げた。
「っう、ん!!」
藤澤の腰が跳ねる。
「あ、ちょっと!!」
大森が次の行動に移る前に藤澤がストップをかける。
「…?」
大森が戸惑いながら藤澤を見る
藤澤は後ろに下がりながら、手の平を前に突き出す。
「なんか…」
藤澤は言い淀んで、ぱちぱちと瞬きをする。
大森が面白そうに、にやりと笑う。
「え?」
「なに、どうした?」
藤澤は黙って首を振る。
「あ、そんなに駄目?」
大森は、そう言いながらも藤澤の腕を掴んで引き寄せる。
藤澤も、どうにか抵抗しようと座り込むように腰を下ろす。
「大丈夫!!」
「りょうちゃん!!怖くないから!」
大森はそう言うが、嗜虐的な欲望が表情に ありありと現れている。
「怖い!!」
「もう、目が怖い!」
大森は、藤澤の言葉を無視して膝の間に腕を入れ込むと足を開かせる。
「もとき!!やめよ!?」
大森が下を両手で、ぎゅっと包み込む。
藤澤は、ひやっとして固まった。
大森が、ゆっくりと圧迫するように下を擦り上げる。
「っ、あ」
藤澤が首を反らせる。
お腹の底から甘い快感が沸き立つ。
「おお…気持ちよさそう」
大森が、興味深そうに呟く。
新しい種類の快感だったので藤澤は衝撃から、なかなか抜けられない。
しかし、大森が続けて敏感な所を親指で刺激した。
「う゛ぁ!!」
藤澤の腰が大きく跳ねる。
「きもちい?」
大森に聞かれるが、 藤澤は首を振る。
「ふーん? 」
大森は下の先端を手の平で、ぞりぞりと擦る。
「あっ!ぅ ん!!」
いつもはピリッとするのであまり好きではない所だ。
ローションをつけて擦ると、一転して芯から痺れるような快感を生み出した。
「これは?」
「うぅ…」
藤澤が顔を振る。
「正直に言った方がいいよ?」
そういうと、もう一度同じ所を刺激した。
「っあ、!!」
藤澤の太ももが、がくがくと痙攣する。
「どう?」
大森がもう一度聞くと、ふわっとした様子で藤澤が言う。
「ぅん、きもちい…」
「どんなふうに?」
藤澤は、溶けた瞳で大森を見つめる。
「なんか…」
「びりびりって…」
大森は愛しそうに笑うと藤澤の頭を撫でる。
「そっか」
「びりびりすんの?」
「うん…する…」
藤澤が素直に頷くので、大森は もっといじめたくなった。
触ろうと腕を伸ばすと、藤澤がその腕を掴む。
「もとき…」
藤澤が名前を呼ぶと、大森を押し倒す。
大森は、ぼふっと力を抜いたまま倒れた。
「僕も触りたい…」
藤澤が上から、顔を覗き込むと 大森の頬を撫でる。
「…うん」
大森はどきどきしながら、こくんと頷く。
藤澤の指先が、大森の太ももを滑るように撫でる。
大森が微かに息を吐く。
「足…開ける?」
藤澤が大森を見つめながら聞く。
大森は突然、恥ずかしくなってきた。
「あ…、」
それだけ言うと、ぱっと目をそらす。
「…」
しばらく沈黙が流れる。
藤澤は 、痺れを切らしてきた。
無理やりにでも足を開かせるか考えていると、 大森がぽつっという。
「…まくら」
「…え?」
藤澤が聞き直すと大森が寝転びながら、枕を掴む。
引き寄せるとぎゅっと抱え込んだ。
「顔…みないで」
「…わかった」
大森からそう言われたので、むしろ興味が湧いた。
こっそり見ようと心の中で思う。
藤澤は膝を掴むとゆっくりと足を開かせた。
大森が枕で、顔を隠す
藤澤は その為の枕かと、納得した。
確かに、そうされると顔が見えない。
藤澤は残念に思いながら、手の平にローションを出す。
「触るよ?」
藤澤は大森の肩をとんと叩きながら言う 。
「…うん」
藤澤は指を後ろの方に持っていくと、ローションを優しく塗りこんだ。
「つめた…」
大森が小さく言う。
「あ、ごめん」
「…触ってるうちに温まると思うから」
そういうと入口を入念にほぐす。
大森は始めこそは、くすぐったかったが慣れてくると意外と何ともない。
少しほっとしていると、藤澤が言う。
「…指、入れるよ?」
大森は枕の端から藤澤の様子を伺うと、こくんと頷いた。
藤澤は出来るだけ傷つけないように中指を寝かせながら、ゆっくりと指を入れていく。
「う…」
大森が呻き声を漏らすと、 中がぎゅっと締まった。
藤澤はつい、自分のを挿入した時の事を想像した。
興奮で身体がぶわっと沸き立つ。
「苦しくない?」
藤澤は大森に聞くと、くぐもった声で返事をする。
「…うん」
大森は苦しくは無かったが、違和感があった。
なんだか、お腹が気持ち悪い。
大森は、それを解消しようとゆっくり息を吐いた。
一方、藤澤は、少しづつ我慢が効かなくなっていた。
解していると時折、大森の中がぐっと締まる。
その度に、欲望が爆発しそうになる。
長い間、我慢してるからだろうか。
下も、ひりひりと痛み出してきた。
藤澤はわざと、大森に尋ねずに指をもう1本増やすと、ぐっと入れ込んだ。
「ぅ…!!」
大森がくぐもった声で鳴く。
藤澤は2、3回、ゆっくりと出し入れする。
「ぁ…う、」
「くるしぃ」
大森が喘ぐように言う。
「…」
藤澤の中で天秤が揺れる。
大森のペースを尊重するべきだ。
でも、藤澤は限界だった。
興奮状態の頭がよく動かない。
下は、今にもはち切れそうに痛んだ。
藤澤の頭の中で止まれと声が響く。
性欲に操られる程、自分は愚かでは無いはずだ。
葛藤しながらも藤澤は、大森の中にある指をぐっと曲げる。
そして上方向に、とんと押し上げた。
「ぅえ、ん゛!!」
大森の腰が大きく跳ねる。
藤澤が様子を見ると、大森は何が起きたのか分からない顔で藤澤を見つめた。
その表情で天秤が、 どろっと崩れる。
藤澤は大森のお腹を上から押す。
そして、指を立てると同じ場所を強く突いた。
「ゃ、だっ!!」
再び、大森の身体が大きく跳ねる。
中が、うねりと動く。
藤澤は指を引き抜くと大森の上に、おい被さった。
そして、下を後ろに当てる。
大森は藤澤が何をやろうとしているかを察して、藤澤の身体を膝で蹴り上げた。
しかし動揺しているのか、力が上手く入らない。
藤澤の身体が少し動いただけだ。
むしろ、興奮させてしまったのか目付きが変わる。
藤澤は大森が掴んでいた枕を奪うと、腰の下に敷いた。
「あ、返して!!」
大森が腕の中で暴れるが、藤澤は腰を掴むとゆっくり下を挿入した。
「はっ…」
大森が息を詰まらせて、藤澤の上着を掴む。
藤澤は挿れただけで、あまりの心地良さに頭が蕩けた。
大森の中は少しきつめで、 癖になりそうだ。
藤澤はさらに奥に下をねじ込む。
「ぉ、え…」
大森が、吐きそうな嗚咽をあげる。
後、少しで根元まで入るという所で何かにぐっと当たる。
藤澤のを全部、挿れるには大森の身体は少し小さい。
大森の身長を考えると妥当の長さだ。
藤澤は納得すると、その壁を押し上げる。
「くう゛!!」
大森の身体が強ばる。
大森は、どうにか目を開けると藤澤を睨む。
藤澤の髪の毛を、がっと掴むと引っ張った。
それでも、ねじ込むように押し上げると大森が低い声で唸る。
どうにか全部挿れると藤澤は一旦、息を吐いた。
一方、大森は腕の中で息も出来ず、身体を震わせた。
酸欠で頭がぐるぐる回る。
藤澤が今度は下をゆっくりと引き抜く。
「はっー…」
大森の身体がぐっと反ると、頭を強くぶんぶんと振った。
藤澤はふっと一息つくと、もう一度下を入れ込む。
「ぁ…もうっ!!」
大森が、ほぼ悲鳴のような声で叫ぶ。
指を藤澤の頬に当てると、爪で引っ掻いた。
「いって…」
藤澤は呟くと大森の腰を、ぐいっと掴んだ。
何かを察した大森が、恐怖で震える。
藤澤は腰を少し引くと、反動を付けて奥に下を打ち込んだ。
「い゛!!」
大森は身体をぎゅっと縮こませると、みるみると涙目になっていく。
藤澤がもう一度、奥を突くと大森が耐えられずに泣き出した。
「う゛んえぇ!!」
「くる、しい゛!!」
すると藤澤が大森をぎゅっと、抱きしめる。
大森は胸の中に包まれると、さらに大きな声で泣きじゃくった。
「あー、かわいい」
藤澤が耐えられないように本音を漏らした。
大森は、ぴたっと固まると恐々として藤澤を見上げる。
「元貴、好き」
藤澤は甘い声でいうと、仏のような笑顔で笑う。
大森は、このタイミングでこんな笑みを浮かべられる藤澤の人間性にぞっとした。
藤澤は、大森の腕を引っ張って起こす
そして、膝の上に乗せた。
すると、刺激される位置が変わる。
藤澤の鉄のように固くなった下の先端が、ぐっとある場所を押し上げる。
その瞬間、大森の身体は電気が走ったようにびりっと痺れた。
「っ!! 」
大森は声にならない悲鳴をあげると、ぎゅっと藤澤に抱きつく。
「…え、どうしたの」
藤澤が戸惑いながら大森の様子を見る。
すると、藤澤のお腹の部分が濡れている。
「あ…いっちゃったの?」
大森が、ぶるぶると震えながら涙を零す。
「大丈夫だよ 」
「怒らないから」
藤澤は大森の頭を撫でる。
「気持ちよかったんだもんね?」
「仕方ないよ」
何かがズレている藤澤の言葉を、大森は訂正できずに、ただ受け入れる。
藤澤は大森に顔を寄せると、とんと触れるだけのキスをする。
何度か、それを繰り返されると少しづつ心が解けてくる。
大森は薄れていく思考の中、考える。
本当に、藤澤に心を預けるのは正しい事だろうか。
何か、 まずい気がする。
そう思うのに、藤澤の舌がぬるっと口内に入ってくると防衛的な思考が溶けていく。
藤澤はキスをしながら腰をゆっくりと引く。
「っんぅ…」
大森は気持ちが良くて、恍惚とした表情を浮かべる。
再び藤澤が下をぐいっと押し込むと、ぱちぱちと頭の中で快感が弾ける
さらに、追い込むように藤澤の下が奥を抉る。
ぞわっと 強い快感が湧き上がった。
「あ、あ゛」
大森は足を、ぎゅっと縮こませると意味の無い言葉を吐いた。
「えっろ」
藤澤が息を荒くしながら呟く。
藤澤は大森の腰を抱きかかえるように、ぐいっと掴むと身体を少し浮かせた。
「っ…」
察した大森は切羽詰まった声で藤澤に言う。
「あ、今は…!!」
「まって!!」
しかし、藤澤は大森の身体を落とすように下ろすと同時に腰を押し上げた。
「ぅうん…」
「っあ゛!!」
身体が落雷のような快感に襲われると、視界がチカチカとする。
大森は一瞬、気を失いかけた。
しかし藤澤が再び、腰を奥に打ち付けたので一瞬で現実に戻される。
「はっ、あ、」
大森は自分がどこにいるのか、何をしてるのか、良く分からなった。
藤澤のピストンのスピードが上がっていく。
頭が焼けるような快感に大森は耐えられず、うわ言のように呟く。
「もう、やだ、やだ」
藤澤がぎゅっと大森を抱きしめると、とんとんと緩急を付けて奥を刺激する。
「ひ…」
大森の中がぞわっと痙攣すると、絶頂する。
「ん゛あ゛!!」
藤澤は大森が絶頂をしても、気にせずに腰を動かした。
「ぅえ゛」
大森の身体が、 がくがくと震える。
「や゛、」
大森は藤澤の首に顔を埋めると、がぶっと噛み付いた。
大森は抵抗のつもりでやったが、何故か藤澤の下の硬さがより増した。
「く、そ」
大森が吐き捨てるようにいう。
藤澤のピストンが、より速く、深くなっていく。
大森の中で、何か巨大な物が膨れ上がっていく。
失いかけていた防衛本能が再起動する。
これを爆発されたら、まずい。
大森は直感的に発作が来ると分かった。
大森は何とか、息を切らしながら藤澤に伝える。
「りょ、ちゃん、」
「発作が…」
藤澤が熱に浮かされた瞳で、大森を見ると少しスピードを緩めて聞く。
「…来そう?」
大森は大きく頷く。
「分かった」
藤澤はそれだけ言うと、再びピストンを再開させた。
「は、」
「ちょ、っと」
大森は足をバタつかせて、抵抗する。
「な、んで!!」
藤澤は一層、腰を引くと奥に打ち付けた。
「うぅん゛!!」
大森の身体が、力む。
歯がかちかちと鳴った。
「なんで?」
藤澤が息を跳ねさせながら、答える。
「もとき」
「さっき、なんてお願いしたっけ?」
大森は、その言葉を思い出す。
同時に、心の底から後悔した。
藤澤の下の先が、ぐりっと敏感な場所を抉る。
「くぅ、あ゛」
大森が首を反らせる。
溶けていく思考の中、ふっと諦める。
もう、無理かもしれない。
「もとき」
藤澤が優しく名前を呼ぶ。
それが甘い快感になると、ぞわっと身体中を駆け巡る。
さらに、藤澤は絶頂に届かせようと腰を打ち付けた。
大森のいい所を、ぎゅっと潰すように押し上げると 中が痙攣する。
「う゛、あ゛」
大森が泣きそうな声を上げると腰を逸らして逃げる。
それでも腰を抑え付けて、打ち込むと大森の身体がぶるぶると震え始める。
そろそろだなと思った藤澤は、大森の膝裏を持つとぐいっと前に倒した。
より深く、下が入り込むと大森の頭がチカッと点滅する。
「は、っ、」
大森の身体が、一際大きく震えると絶頂を迎えた。
焼けるような快感と同時に頭が光に包まれると自分の声も藤澤の声も、全てが遠のく。
「はっ、はぁ、は」
大森は発作により力が抜けると、くたっと後ろに項垂れた。
「もとき」
藤澤は名前を呼びながら、大森の身体を支える。
「う、う、、」
大森が断続的に単語を繰り返す。
虚ろな瞳から、ぼろぼろと涙がこぼれる。
「大丈夫、大丈夫」
「ゆっくり、息吐いて 」
藤澤が背中を擦りながら耳元で囁くと、大森が症状が少しづつ落ち着いてくる。
大森の瞳の焦点が戻ると、藤澤をぼんやりと見つめた。
「りょ、うちゃん」
「ただいま」
藤澤は大森にそっとキスをする。
大森も、その体温に溶かされて瞳を閉じる。
すると藤澤は、まだ力の入らない足を高く上げた。
「…へ」
そして下を当てると、ぬるっと挿入していく。
大森が力のない声で鳴く。
「うぅぇ」
藤澤は息を吐くと、気持ちよさそうに言う。
「うわ、やっぱ柔らかい」
藤澤は腰をぎりぎりまで、引き抜くと強く打ち付けた。
「ひ、ああ゛」
中の肉が柔らかくなっているからか、藤澤の下の固さがより増して感じる。
刺さるような感覚に、大森は逃げ出したくなった。
「や゛、だ!!」
大森が泣きながら逃げようとするが、力が入らない。
すると、藤澤が大森の中にある性感帯をぐりっと潰した。
「あ゛っ!!」
大森が耐えられずに絶頂する
力が抜けているからか、特に跳ねることもなく分かりずらい絶頂をしてしまう。
大森の絶頂に気づいていない藤澤は尚も性感帯を、ぐりぐりと潰す
「ま゛!!」
大森は再び絶頂すると、酸欠になって天井を見つめた。
どこにも逃げ場がないまま、ただ焼けるような快感を与えられ続ける。
「もとき…」
藤澤が名前を呼ぶと、熱を含んだ声で言う。
「もうそろそろ…イッていい?」
大森はやっと終わるのかと、ほっとする。
しかし藤澤は 一旦、下を引き抜くと大森をうつ伏せにさせた。
「最後さ、後ろからしていい?」
「…ぇ」
藤澤は疑問形で尋ねたが、答えを待たずにゆっくりと下を挿入した。
藤澤の反り上がった下が、くぐっと壁を押し上げながら奥に進む。
「はっ…ー」
大森はそれだけでも、頭がチカチカとした。
藤澤の下が大森の性感帯をごりっと刺激する。
「ふあ゛」
大森の頭に電流がながれると、やはり動けないまま絶頂した。
「は、ぁ、はっ」
大森は絶望しながら、荒い呼吸を繰り返す。
今、この体制は絶対に駄目だ。
藤澤はそんな大森の状況も知らずに、ピストンを開始した。
藤澤が腰を打ち付ける度に、 お腹の底から甘い快感が沸き立つ
さっき、した はずの絶頂が再び近づいてくる。
「りょ、ちゃん」
大森は限界で藤澤の名前を呼ぶ。
「もとき」
しかし藤澤は何を勘違いしたのか、大森の名前を耳元で呼ぶ。
むしろ、それが引き金になって大森はまた絶頂をした。
「もっ、あ゛」
ぞわぞわとした快感が腰から駆け上がると、中を痙攣させる。
しかし、藤澤は刺激するのを止めてくれない。
そのせいか快感が、どんどん大きくなっていく。
大森は頭がおかしくなりそうで、下唇を噛んだ。
「ん゛、う゛あ゛っ」
藤澤が下を打ち付けると、その度に中が痙攣する。
藤澤はそれが、気持ちがよくて大森の腰をぎゅっと抱き締めるように抱える。
「もとき」
「きもちい?」
「う゛」
すると大森が必死で藤澤を見ながら、首を振る。
藤澤はその表情を観察しながら、下を打ち込む。
「う゛ぅんん゛!!」
大森は絶頂の上書きを何度か繰り返すと、 とうとう耐えられなくなって、失禁した。
しかし、運の悪い事にうつ伏せで寝ているので気づいてもらえない。
放尿中に藤澤の下が、奥を押し上げるので衝撃で止まってしまう。
絶頂とは、また違うタイプの生理的な強い快感。
大森の感度を一気に高いところまで持っていく。
「う゛え゛!!」
大森は吐きそうになりながら、絶頂する。
段々と、意味が分からなくなってくる。
なんで、こんな事やってんだろうなと動かない頭ながら思った。
コメント
15件
うわぁぁぁめっちゃ好き…! かわいそうな大森さん大好物(( 涼ちゃん爆走してますね、そのまま突っきってください(¬‿¬)
( ;∀;) 尊 いいぃ
涼ちゃんがついに暴走しましたね… とても面白い、!!最高!