TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

遥

一覧ページ

「遥」のメインビジュアル

92 - 買い物-3-

♥

39

2025年02月23日

シェアするシェアする
報告する


雪「ほなあとはカッパやな」

は「雨具コーナーかな?」

蒼「あっちに雨具コーナーあった気がする」


蒼くんが振り向いて後ろを指差す。

私たちは一緒に蒼くんが指差した方向に向かう。


雨具コーナーには長靴や折りたたみ傘、防水スプレーなどが並んでいた。

3人で別々の場所を探す。


えーっと、カッパカッパ…


雪「あ、ここカッパあんで〜」


陳列棚の反対側から雪くんの声がする。

雪くんが見つけてくれたみたい。


は「そっちいく〜蒼くんいこ」

蒼「そやね」


蒼くんと一緒に陳列棚の向こう側にいく。



カッパ売り場では、雪くんがカッパと睨めっこをしていた。


雪「なぁはるちゃん」

は「ん?」

雪「こっちとこっち、どっちがええと思う?」


雪くんが二つのカッパを持って見せてくる。


ち、違いがわからないんですが…。


は「何が違うの?これ」

雪「こっち普通のカッパで、こっちポンチョ型やねん」

は「ポンチョ、絶対ポンチョ」


こんなのポンチョに決まってますよね。

即決即決。

てるてるぼうずみたいで絶対可愛い。絶対。


雪「ほなポンチョにしよ〜」

蒼「俺は普通のでいい」

は「え〜…」

蒼「え〜ってなんなん」

は「蒼ポンチョも見てみたいなぁと思いまして…」

蒼「却下」


ぐぬぬ。

双子ポンチョの目論見が呆気なく散った。


雪「はるちゃんもポンチョにせえへん?おそろい!」

は「私は濡れなかったらなんでもいいかな〜」

蒼「ポンチョじゃないほうが濡れないだろ、そもそも使うか分からないけど」


確かに。

まぁ普通のカッパでいっか。


私たちはカッパをカゴに入れて、会計をするためにレジへ向かった。




この作品はいかがでしたか?

39

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚