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桃くんが毒が得意で青くんが僧侶。2人ともイメージぴったりだ!
「さて、冒険、いや魔王討伐についてだが、」
「お主が強いことは重々承知じゃ」
「しかし、お主対魔王ではない。」
「人間vs魔族という種族間での争いなのじゃ」
「やはり、数名の仲間は必要であろう」
勇者出撃の儀を数十分後に控えた協会には国王の声が響き渡っていた。
正直、誰が仲間になろうと関係ない。
俺は魔王と倒すためだけに、この人生を過ごしてきた。
「ということで数名わしの選りすぐりのものを連れてきたんだが…」
桃「甘夢れむです〜」
桃「一応魔法と毒を使えます〜」
青「しゃるろっていいます!」
青「俺は〜…僧侶やってます」
見た感じ俺のほうが遥かに強いと思った。
しかし、魔法、毒、回復どれも勇者は持ち合わせていない。
人には適正不適正があるものだ。こればっかりはしょうがない。
緑「かなめだよ」
緑「勇者やってる」
緑「君たちのことは頼りにしてるよ。おそらくね」
俺たち3人の中にはギスギスした空気が流れた。
こんなんで勇者出陣の儀に出れるのだろうか、
一時間後に控えた儀式のために、交友を深めようと考えた。
緑「え〜っと…」
緑「れむくん、だっけ?はどんな魔法が得意なんだい?」
桃「これから一緒に旅するんだし、れむでいいよ」
桃「それと、れむはどっちかっていうと毒のほうが得意なんだよね」
桃「魔法で言うと、守備魔法が得意かも…」
青「れむちって毒の調合とかってできるの?」
桃「できるよ〜」
青「薬の調合は?!」
桃「やったことないけど…多分できるんじゃないかな〜?」
青「今度薬草を取ってくるから調合してくんない?」
青「俺調合だけは苦手でさ〜w」
緑「僧侶って薬まで作れんの?」
青「そうだよ〜」
青「普通は調合とかも得意な人が多いんだけど〜」
桃「しゃるちゃんは何が得意なの?」
青「俺はね〜治癒魔法と、解毒魔法が得意なんじゃないかな〜?」
青「たまに聖書の魔法とかに挑戦するのが好きなんだよね〜」
青「かなちゃんは?」
緑「俺は勇者だからね」
緑「主に剣術で戦うね」
緑「守備は苦手だから、どんどん攻めて、相手に攻めさせないようにするのが俺の戦術かな」
こいつらとは結構会話が弾む。
誰かと一緒に旅をするなんて初めてだけど、こいつらとなら大丈夫な気がする。