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コメント
2件

キミが悪いな
それに、このテレビ局だけなのだ。
疑うべきは、ここのスタッフだろう。
だが、人数が多すぎて特定出来ない。
男か女かも分からない。
目黒は心配して、一緒に番組に出てる先輩に話してはどうだと言う。
阿部はこんな小さなことで、煩わせたくないと言う。
案外、阿部は頑固だ。
きっと、言わないだろう。
目黒ー亮くん、言わないの?
阿部ー蜂くらいで、いちいち言わない。
目黒ーだけど、迷惑してるじゃない。
阿部ーお弁当はマネさんが買ってきてくれるし、部屋は掃除の方が先に綺麗にしてくれるし、大丈夫。
楽屋には鍵をかけているから、
どうやって蜂を入れてるんだろうか?
阿部は同じ楽屋をいつも使っている。
楽屋を変えようと事務所が言い出し、違う部屋になった。
何も起きないと思いたい。
楽屋を変えてから何も起きない。
安心していた2か月後、生きたスズメバチが部屋を飛び回っている。
阿部はもう、楽屋に行くのが嫌になってきた。
時間まで車の中で待機してようか?
だが、着替えないといけない。
1度は必ず楽屋に入ることになる。
阿部ーめ〜め〜。
目黒ー情けない声出さないで。
阿部ーだってぇ。
目黒ーでも、困ったね。
阿部ーここのスタッフだと思うけど確証ないし、合鍵作ってるんだと思うけど、全員の持ち物検査するほどのことじゃないし。
目黒ードアの前に警備員置いてもらったら?
阿部ーそんな大物芸能人じゃないし。
目黒ー防犯カメラは?
阿部ーあっ、見てないかも。
目黒ー普通、1番に見るでしょう?
阿部ーあぁ、そうだよね〜。
目黒ー抜けてるなぁ。
阿部ーすぐ確認する。
目黒ー今夜、うちにおいでよ。
阿部ーうん、行く。
目黒ーじゃあ、頑張って。
阿部ーじゃあね。
抜けてた、抜けてた。
防犯カメラだ。
阿部のマネージャーがテレビ局の番組担当者に言って、防犯カメラを見せてもらうことにした。
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