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思い出さなくて、いいんだよ。
その方が君は幸せだろうから。
俺らのリーダーで、相方の
なーくんが炎上した。
某晒し系配信者の人と
被害にあったという女性から語られるなーくんは
俺たちが知っている人でなく思えて…
信じられなかった。
いや、信じたくなかった。
俺はすぐになーくんに連絡を取った。
紫『、、もしもし、。』
橙『なーくんッ、!あのな、ッ』
紫『ごめんね、ッ、、ジェルくん、。』
橙『え、?』
紫『全部、真実だよ、、、ッ。』
そう言って電話は切れた。
そんなこと、言わないでよ。
まるで、まるで、
本当になーくんがやったみたいやんか、。
次の日。
STPRオフィスで緊急会議が行われた。
蒼「なーくん、あのさ、、昨日のことって、っ。」
紫「全部、本当のことだよ、。」
紫「俺は複数人の女性と付き合ってるし、子供もいる。」
紫「モラハラしてたのも真実。」
桃「なんでッ、、、!!!」
紫「ごめんッ、、。」
黃「っ、、。じゃあッ、これからのこと決めていきますか、、っ?」
赤「そ、うだね、、。」
橙「っ、、、ポロッ」
橙「ごめんッ、ちょっと、頭冷やしてくるわ、、ポロポロ」
俺が、信じてきたのは、全て偽りのものだった、?
あの日、一緒にすとぷりをやろうと誘ってくれたのも
ななじぇるとして、歩んできた道も
リスナーさんに対しての想いも
すべて、、偽物だったんか、?
橙「俺はッ、何を信じれば、いいのッ、、、?」
話し合いの結果、なーくんは無期限活動休止することを発表した。
また、一人ぼっちに、、なる、、
そしてすとぷりは5人で活動を始めた。
みんな元気に振る舞っているけど
心の中では寂しいと思っている、。
だってすとぷりは、
6人ですとぷりやんか、、、。
そしてある日、なーくんが倒れたと連絡が入った。
急いで病室に入ると
様々なチューブに繋がれた君が居た。
お医者さんによると、日頃のストレスと
昔患った肺炎が悪化したらしい。
幸い命に別条はない、ということだった。
そしてなーくんが目を覚ましたのは
入院してから5日が経った日のことだった。
その日は偶然、俺ところちゃんがお見舞いに来ていた。
紫「じぇるく、、?ころちゃ、、ん?」
蒼「なーくんッ、!?起きたの、ッ!?」
橙「な、ナースコールッ、!」
そして、色々な検査をした結果、
特に目立った外傷もないということで
あと数日で退院できるとのこと。
しかし喜びもつかの間。
違和感は突然やってくる。
紫「俺、倒れてたのか~、笑」
紫「まぁ、東京ドームのワンマンライブの準備で忙しかったからね、、」
橙「は、、?」
紫「どうしたの、ジェルくん、、?」
橙「え、なーくん、?東京ドームのワンマンって、、中止になったやつじゃ、、」
紫「何いってんの~笑」
紫「どうした、?寝ぼけてる、?笑」
蒼「なーくん、っ、、あのさ、、」
蒼「今って西暦何年の何月、?」
紫「え~?2020年の12月でしょ、?笑」
医「ストレスによる記憶喪失だと思われます、。」
蒼「そんなッ、、、。」
紫「じゃあ、俺は2年間の記憶が、、ないってことですか、?」
医「そうです、ね、。」
なーくんの記憶喪失を聞いたメンバーたちは
ショックを隠しきれていないようだった。
それはなーくん自身もそうのようで、
紫「先生ッ、思い出す方法ってッ、!!」
橙「だめッ、!!!!」
紫「え、?ジェルくんッ?」
でも、でも、、
なーくんに、つらい思いをさせたくない、。
橙「っ、、、。」
橙「思い出さなくても、ええよ、っ?」
もう、全て投げ出しちゃおう、。
『ななジェル無期限活動休止』