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こんな夜遅くにすみません!こんばんは!主です! 3話ができたので投稿しました! よろしくお願いします
パチッ
柳はまた目を覚ました
柳はゆっくり起き上がった
「…」
「!!」
柳は小川が横たわっているのを目にした
扉は開いており、早く通れと言わんばかりだった
が、今はそんなことしている場合じゃない
「小川さん…!!小川さん……!!」
柳はそう言い、小川を揺さぶったり、呼んでみたりした
が、小川もどうやら気を失っているようだった
が、柳にはそんな言葉が見当たらない
死んでしまった
っと、勘違いしていた
柳は小川に向かってそう叫び続けた
が、小川は起きない
柳は力が抜けた
「……はは…」
柳は笑ってしまった
この状況に疲れてしまったのだろうか
それとも……
柳は小川をおんぶし、次の空間へ向かった
扉はゆっくり閉まり、柳は小川を降ろした
「…」
小川は起きず、柳はそれを見つめてるしか出来なかった
すると、電子音が聞こえた
次のお題が出された
虚ろな目をしたまま、柳はお題を見た
ここからは一人で解決しなきゃいけなかった
【幸せなら手をたたこう】
「……?」
柳は「?」を浮かんだ
急に歌詞が浮かんだからだ
誰もが聞いたことあるリズムが脳内に流れた
(手を…叩けばいいのか…?)
柳はそう思い、震えた声で歌った
「し…幸せなら…手を…叩こう…」
パンパンッ
空間中に響いた
お題は消え、また文字が浮かんだ
【幸せなら態度で示そうよ ほら みんなで手を叩こう】
柳は困惑したが、聞いたことある曲は止まらず流れた
柳はまた歌った
「し…幸せなら…態度で示そうよ…
ほら…みんなで手を叩こう…」
パンパンッ
柳は手を叩き終えた
お題は消え、扉が開いた
柳はよく分からないが、また小川を担いで次の空間に向かった
柳は思考をめぐらせた
お題に従っているが、目的が分からない
何が目的なのかがよく分からない
柳はまたバケツの時みたいに傷付ける時が来るのだろうか…
考えも分からない
行ってみなきゃ分からないが、それが怖い
柳は次の空間へ入った
「下ろして…大丈夫ですよ……」
か細い声でそう言った
柳はそれに気付き、振り返った
「すみません…寝てました…」
小川が起きた
柳は目に涙を浮かべた
小川は足に地をついたが、柳は思いっきり小川に抱きついた
涙を堪えながら、喉の奥に違和感を残したが気にせず、言葉にした
「死んだ…かと…思った……」
柳はそう言った
伝えたかった言葉はまだあったが、涙が堪えられず、泣いてしまった
小川はそれにびっくりしたが、優しく微笑み抱き返した
「そうですか
心配してくれてありがとうございます」
小川はそう優しく言った
聞き覚えがある声
優しめな声 落ち着いた声
柳はまた泣き出した
あれからどれぐらい泣いたのだろう
柳は泣き疲れ、眠ってしまった
小川は眠っている柳を目にしながら、頭を撫でた
「…ありがとうございます」
小川は眠ている柳に向かってそう言った
が、それを無視して実行したのはお題だった
【身長何cm?】
今までのお題とは違い、”普通”に戻った
小川はそれを見て、柳を見た
起こすのも癪だが、仕方がなく起こした
「柳さん次のお題が出ましたよ」
「ん…」
柳はよだれを拭いた
小川はクスッと笑った
「次のお題は身長です」
小川はそう言うと、柳は確認のため、お題を見た
「…さっき言ってください…」
柳は少し言うのを躊躇った
小川は「?」を浮かべたが、先に言った
「?…172cmです」
「…165cm…」
柳は恥ずかしそうに言った
どうやら身長にコンプレックスを感じているらしい
小川は笑いを堪えていたが、吹き出してしまった
「…ふふっ」
「!笑わないでくださいよ…!!」
柳はそう言うが、小川は笑い続けた
「すみません…ついつい……」
小川は笑い、柳は顔を真っ赤にした
扉はゆっくり開き、柳は小川を置いていくように走った
小川はそれに気付き、追った
「すみませんって…」
「知りません!!」
小川は申し訳なさそうに言ったが、柳は怒っていた
すると、柳はなにかに気づき、立ち止まった
小川も立ち止まった
「くそぉぉ!!なぜだ!!」
2人は「?」を浮かべた
お題は【私は勝ちました。もう一度しましょう】
って出ている
なにかゲームでもしていたのかと言わんばかりだ
すると、お題がまた出た
【しりとり】
次のゲームはしりとりだった
「くっ…りんご!!」
【ごま】
「まご!!」
【ご】
「ご、語彙、!」
【いご】
ご攻めなお題とそれに負けそうになっている知らない人
なんとも言えない光景に2人は呆然と見ていた
「ご、ご…ごま、!」
【2回目です
私は勝ちました。もう一度しましょう】
「くそぉぉ!!」
2人は唖然としていたが、
「あ、あの、」
小川が口を開いた
それに気付き、振り返った
その人はその2人を見て、黙り、動かなくなった
「だ、だいじょ、」
心配しようとした
が、その人は2人めがけて抱きついた
それに耐えきれず、2人は尻もちを着いてしまった