テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#ご本人様とは一切関係ありません
ぬま子
1,590
456
luv
78
苦手な方注意
………………………………………………………………………………………………………………………
side🤍
車に入ると、舜ちゃんは状況を前から察していたのか、タオルを引いていてくれてた。
ちゃんとバッグを置くスペースもある。
「柔太朗、勇斗早く乗って!」
コクッ
乗っている途中、
『ぁ”ッいたぃ”ッ……うぁ”ッ!』
過去一の痛みに襲われた。
サスサス
「ごめん、柔太朗……ごめん、泣」
勇ちゃん……泣かなくていいのに……
「着いたぞ!」
『ありがとうッ……いった”い!』
「手続きこっちで済ませとく。行ってこい。」
………………………………………………………………………………………………………………………
着いた頃には雷は落ち着き、雨だけになっていた。
俺は、勇ちゃんに姫抱きされ、病院へ行っている。
「間隔2分、破水してます。」
勇ちゃんは冷静に対処してくれ、車椅子で俺は連れていかれた。
分娩台に着き、俺は足を開かされた。
酸素マスクを付けられた。
息が、上手く吸えない。
「頭見えてますね。よくここまで頑張りましたね。」
『いっだぃ!あぁ”!』
下半身に火がついているくらい、熱くて痛い。
ギュッ
「頑張れッ!お前ならできる!泣」
「いきんで!」
『ふっんんんん”!』
「次で頭出しちゃいましょう!」
『はぃ……あぁ”いってぇ”!』
………………………………………………………………………………………………………………………
side🩷
今、妻が頑張って俺との子を産んでいる。
「勇ちゃッ……大丈夫ッ?……ッはぁ”いってぇ”!」
『大丈夫!』
そんなことを言ったが、正直血や苦しんでる声がとても怖い。
でも、そんなことは本人が1番わかってる。
………………………………………………………………………………………………………………………
side🤍
「いきんで!」
『んんんん”ッ!……あぁ”!』
「頭出ましたよ!」
こんな長い時間痛みに苦しんでいるのに、まだ頭なのか……。
でも頑張ってるんだなって。
『いったぃ”……くぅッ”あぁ”』
「いきんで!」
『んんんん”あああ”!』
こんな苦しんでいた時。
「おぎゃあああ!」
と産声が聞こえた。
「1人目、生まれましたよ!」
「このままもう1人産んじゃいましょう!」
『コクッいっだい”!しぬ”ッ!……あぁ”』
「いきんで!」
『うぁぁぁ”!』
「頑張れッ!」
ギュッ
『はぁ”はぁ”……うっいったぃ”!』
「いきんで!」
『んんんんん”!』
「頭出てきましたよ!」
『はぁはぁ”いっだああ”!』
『ぅぁぁ”!』
「いきんで!」
『んんんんん”!』
「おぎゃあああッ!」
「産まれましたよ。おめでとうございます!」
『ッはぁはぁ……』
「よくやった、よくやったよぉ泣」
『お父さんが泣くんじゃねぇよ……俺も泣いちゃうじゃん……グスッ』
くらくらする頭で、
『ねぇ赤ちゃん、お父さん泣き虫だよ笑』
と言う。
言葉が通じてるかのようにクスッと笑う。
「てゆーか名前決めてなかったな。」
『だね。』
「男の子の名前は、歌とか?」
『じゃあ女の子の名前は彩華!』
「いいじゃん!」
『よろしくね。』
「『彩華、歌!』」
………………………………………………………………………………………………………………………
完結ではないよ。
コメント
1件
わぁ…お疲れさまです。産むまでの流れがリアルで、痛みの描写がすごく伝わってきた。特に「息が上手く吸えない」ところとか、頭が出た瞬間の「まだ頭」って心境にグッときたな。頑張ってるのが直で伝わるんだよね。 でも最後、自分で笑って名前つける余裕があって、そこがすごく好きだった。人間味あふれてて温かい気持ちになったよ🩷 完結じゃないなら、この先どうなるのかすごく気になる。続きも待ってるね。