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#敦くん
いろは&毎日投稿休業中…
150
#二次創作
あざらし
60
3,834
8/|/aB(旧アイビー)
2,506
⚠︎御本人様方には一切関係はございません⚠︎
・CP 桃瑞
・マフィアパロ
・キャラ崩壊あるかも
⇒地雷さん、純粋さんは回れ右!
読みたい人だけお進み下さい^ ^
「 」セリフ ( )心情
桃 side___。
アジトへの帰り道。
行きには居なかった 小さな子供が、道端に座り込んでいた。生きてるのかすら怪しい。
しゃがみ込んで覗き込む。
桃「 ……おい 」
「 何やってんだ 」
返事はない。
膝を抱えて顔を埋めたまま、びくともしない。
思わず舌打ちが溢れた。
部下「 ボス、どうしたんですか? 」
桃「 このガキが動かない 」
部下「 あちゃー……持ち帰ります? 」
桃「 邪魔になる 」
部下「 でも、見捨てられないでしょう。 」
桃「 ……いや 」
部下「 なら俺が拾いましょ___ 」
桃「 俺が持ち帰る 」
ボロボロの見た目通り、軽すぎる体を抱き抱えた。まだまだ幼いが軽さが異常だ。
口元に耳を当てると、か細い呼吸が聞こえた。
図太い子だ。
桃「 生きてんじゃん…… 笑 」
部下「 ボス、まさか 」
桃「 お前は何も考えるな。下がれ 」
部下「 ……はい、 」
部下を先に帰らせて、一人……
いや、このガキと二人で帰路に着いた。
***
瑞 side___。
瑞「 んぅ……、 」
桃「 あ、起きたか 」
瑞「 ……ぅ、え? 」
目が覚めたら、眼前に男の人の顔があった。
びっくりして思い切り起き上がった。
ごつんっ!
瑞「 い”っった…! 」
桃「 ……っ、! 」
案の定といったところだろう。
勢い余ったせいで、額がずきずき痛む。 額をさすりながら相手を改めて見やる。
やけに整った顔、冷徹な桃色の瞳、前髪ピンク、桜の耳飾り。
瑞「 ……こわい ( 怯 」
桃「 そう怖がるな 」
瑞「 だれ、? 」
桃「 俺は らん だ。 」
名を名乗る声音は、見た目に寄らず耳に残った。平坦すぎるけれども。
名前を問われて答える。
瑞「 こさめは…こさめ。 」
桃「 こさめ か…… 男か? 」
瑞「 うん ( こくっ 」
桃「 ふーん、 」
らん がジロジロとこさめの方を見てくる。
遠慮という言葉はないらしく、隅から隅まで、何も見落とさないようにと。
なんとなく落ち着かない。けれど、なぜか居心地の悪さはなかった。
瑞「 らん、くん? 」
桃「 なに 」
こさめの言葉にやっと視線が落ち着いた。
その事にほっと安堵する。
瑞「 こさめ、これからどうなるの…? 」
桃「 こさめは今日から俺の子だ。 」
瑞「 ? ( こてっ 」
意味が分からず、小さく首を傾げる。
こ さめに聞かずとも決定事項のようだけれど。
桃「 嫌か 」
瑞「 痛い事ない? 」
桃「 ……こさめ次第だ 」
「 それが嫌なら出て行け 」
突き放すような言い方。 拾っておきながら、あまり親切心のない言葉。
でも、それが全てでもないように思えた。どこか、こさめの意思を尊重するような響きを感じた。
瑞「 こさめ……ここに居たい、 」
桃「 なら誓え 」
瑞「 ちかう、? 」
桃「 そうだ。 」
らんくんはこう言った。
“ こさめは俺の家族だ ”
“ そして、一生俺のためにその命を死なすな ”
言っている事が難しくて、ほとんど分からなかった。そんな中でも、唯一理解できたこともなくはない。
瑞「 こさめはらんくんの家族になる? 」
桃「 そうだ 」
瑞「 そっか…… ( 俯 」
らんくんは無理に聞き出そうとしない。
ただ大人しく、隣に座って待っている。
その期待に、応えたいと思った。
瑞「 ちかう……よ 」
桃「 本当か 」
瑞「 うん、誓う 」
桃「 なら成立だ。こさめ、よろしくな 」
頬を両手で包み込まれた。
さっきぶつけた額は痛みで僅かな熱を持ったまま。そこに、少し異なる温かさが降ってきた。
柔らかくて、なんでも包み込んでくれるのではと、勘違いしてしまいそうな。
瑞「 なにしたの……? 」
桃「 これは誓いの印だ 」
瑞「 ならこさめもする! 」
桃「 はっ…? 」
目を丸くする らんくんは差し置いておく。
されたのと同じように、ちゅっと小さなリップ音を響かせた。
桃「 あのなぁ、 」
瑞「 うん! 」
桃「 口にはするな…… 」
瑞「 嫌? 」
桃「 はぁ…… ( 溜息 」
頭を乱暴に撫でられた。
髪がくしゃくしゃになったところで止まった。
この時のらんくんは今でも覚えてる。
なにもないように見えて、瞳の奥の色が冷たさだけではなくなっていた。
それがいつまでたっても頭から離れることはなかった。
***
桃 side___。
瑞「 らんく〜ん! ( ぎゅっ 」
桃「 わっ、 」
「 急に抱きつくな……危ない。 」
瑞「 嬉しいくせに〜 ( にこにこ 」
こさめを拾ったあの日から数年。
今では俺より身長が大きくなってしまった。
痩せこけてた体は 年相応の肉付きになり、今では感情性豊か……うるさいくらいに元気だ。
精神年齢は低くなったようだが。
桃「 仕事の依頼がきてる、行くぞ 」
瑞「 りょ ~ かい っ ! 」
桃「 足引っ張るなよ 」
瑞「 そこまで弱くない! ( 拗 」
桃「 はいはい…… ( 頭撫 」
こうしていると、昔を思い出す。
しかし、ここにはもう昔のこさめは居ない。
頭から手を離して、今のこさめの手を握った。
瑞「 らんくん……? 」
桃「 忘れてないな? 」
澄んだ水色の瞳を真っ直ぐに射抜く。
いつまで経っても、あの頃のこさめが頭の片隅に散らつく。
ボロボロにならないか、死んでしまわないか。
心配せずには居られなかった。
ちゅ♡
桃「 ……っ! 」
瑞「 大丈夫だよ。覚えてる ( 笑 」
まるで俺の心を見透かしているかのように。
安心させようと、柔らかく笑んだ顔を見ると、騒つく心がいつも落ち着いてしまう。
桃「 あのなぁ、 」
「 口にはするな…… ⸝⸝ 」
瑞「 昔も言われた! 」
桃「 覚えてるなら学習しろ 」
瑞「 嫌? 」
桃「 殴るぞ 」
軽口を叩きながら外へ出た。
***
今日もまた、隣に貴方が居る。
それだけで今日を生きる理由になっている。
そのことに、お互い気付いてなかった。
必ず、全ては失ってから気付く___。
***
「 こさめ 」
「 俺の言うことを聞けるよな 」
「 ちが……、らんくんっ、、! 」
「 こさめ 」
「 早く行け 」
「 置いてけないよ…… ( ぐすっ 」
「 こさめ 」
「 誓ったよな? 」
「 っ、でも……! 」
「 離れても一生一緒だ 」
「 俺達は家族だろ ( 笑 」
fin.2026.9.17
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