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虚桜真白
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―――バンッ!
魔法少女が吹き飛ばされ壁に激突する
肺に溜まった空気が一気に外へあふれ出す
「楽しいなァ、楽しいなァ」
魔人はそう言いながら魔法少女に近づく
身にまとっていた黒い影はだんだんと光を帯びてきている
その光は魔人の肌をチリチリと焦がしていく
魔人はステッキを握りしめる
「―――変……身ッ!!」
魔人がそう叫ぶと手に持った棒状のモノから淡い光を放ったモヤが放たれ魔人にまとわりつく
その光は明確に魔人の体を蝕んでいった
「俺だってよォ、魔法少女だぜェ」
魔人はそう言うと拳を振り下ろした
拳は熱を帯び、床にクモの巣状のビビを入れる
魔人の筋肉が軋み、あたりの空気を震わせた
―――校庭の木の下にて
「―――先輩、ありがとォございます」
妖しい男が女に向かって話しかける
「……出来の悪い後輩を持つと面白いな」
女はそう言うと小さい笑い声を漏らす
「お前が魔人ばかり作るおかげで私の魔法少女は引っ張りだこだ」
女は校舎内で戦う魔法少女に目をやる
「だとしても本当にこんなことでアイツの魔人化が止まるんスか?」
男はへらへらと笑いながらそう尋ねる
「……魔人と魔法少女は紙一重だ。人生に満足出来たら上がり、出来なかったら魔人に落ちる。」
女は真剣な顔で語り始める
「……つまり?」
男の言葉に女は顔をしかめると口を開いた
「……アイツの魔人化を止めるには、アイツを満足させればいいってことだ」
「あ~ね。」
女の言葉に男は適当にうなずいた
この物語はあと2話で終了する予定なのですが、
もし全体でハートが1000を超えたらもうちょっと続きを書こうかなってなるので
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