水「きたよーっ!!」
あの日から数日経ってまたいむがやって来た
桃「…」
正直あの件があって少しこいつに恐怖を抱いている
水「どうしたの?元気ない?」
桃「元気!元気!」
桃「それより今日は何か用?」
だけどそれを悟られないようにしないと
水「用はないよ。好きな人に会いに来ただけ」
桃「そうなんだ」
好きな人…そういえばこの前俺の事好きって言ってたな…
こんな奴絶対付き合いたくない…
水「さっきの話だけどね…」
水「本当は話したい事があってきたの//」
照れた表情でこちらを見てくる
いつもだったら可愛いで済ませるがあの時がトラウマで何か企んでいるんじゃないかと考える
水「僕ないちゃんにどうしても今の気持ちを伝えたくて//」
まさか告白?絶対嫌だぞ
水「やっぱ恥ずかしいなぁ//」
桃「無理に言わなくていいんだよ」
桃「それよりゲームしない?」
無理矢理話題を逸らす
水「だめ!僕この日の為に沢山練習したの!」
水「気持ちを伝えるまで帰らない!」
もうそれ告白してるようなもんだし
どうせ断るから時間の無駄だ
桃「何を伝えたいの?」
水「あのね//ないちゃん…僕の…」
付き合うのだけは絶対お断りだ
水「僕のペットになって?」
桃「は?」
ペット?こいつは何言ってんだ?本当にどうかしている
水「言っちゃった//」
何で照れてんだよ。自分が何言ったかわかってんのか?
桃「ペット?恋人とかじゃなくて?」
水「最初は恋人でもいいかなって思ったけどやっぱ所有権は僕が握りたいじゃん?」
水「その為には僕の方が上にならないと」
水「だからペット兼恋人だね」
無理無理。本当に勘弁してほしい。
それならただの恋人同士の方がマシだ
桃「恋人になるのはいいけどペットはやめてほしいなぁ?なんて…」
水「嫌なの?」
桃「当たり前だろ!?」
水「そっか…」
やばい怒らせたか?
水「やっぱペットはやりすぎたね…ごめんね?」
意外と物分かりいいのかこいつ
桃「わかってくれたのならいいよ」
水「でも僕の彼女になってくれるのは変わらないよね?」
桃「…うん」
水「やったぁ!!」
嬉しそうに飛び跳ね抱きついてくる
水「えへへ〜嬉しいなぁ」
水「これでいつでも回収できる♡」
回収…前にも聞いた。まさかこいつ…
水「そういえばもうあれから吐き気はきてない?」
桃「大丈夫だよ」
この流れでそれを聞くな
水「そっかぁ…」
そしてなんで残念そうなんだよ
水「そういえば喉乾いたでしょ?はいこれ」
渡して来たのはコップに入った普通のレモンジュース
中には氷が数個入っておりストローまで用意されていた
桃「…いただきます」
俺は警戒しつつもゆっくりとストローで吸う
桃「あっま!?」
水「甘い?蜂蜜入れすぎたかな」
桃「レモンジュースに蜂蜜!?何その組み合わせ!」
とりあえず怪しい物ではないので安心した
水「これレモンジュースじゃないよ?」
桃「は?」
確かに見た感じ通常と比べれば少し薄いがそれ以外特に変わったところはない
桃「じゃあこれって何?」
水「何って…」
いむは俺に抱きついてくる
水「この間ないちゃんの貰ったからお礼に僕もあげようと頑張ったけど上手く吐き出せなくて諦めたんだ」
水「そしたらもっといい案が思いついたの」
そう言いながら俺の手を取り自分の下半身へとやる
水「僕の美味しかった?♡」
全てを察してしまい俺はそのまま崩れ落ちる
水「おっと。大丈夫?」
そのまま体を支えゆっくりと地面に座るいむ
桃「もう嫌だ…嫌だ…」
水「…美味しくなかった?ごめんね」
水「次はもっと美味しくアレンジするよ」
桃「う”っ…」
その言葉で吐き気に襲われる
水「また吐いちゃう?大丈夫。袋ここにあるから」
ポケットから袋を取り出すいむ
桃「もう…やめて」
俺は吐きそうなのを必死に抑えいむに伝えた
水「どうしたの?ほら早くここに出して?」
水「それとも僕の服の中に出しちゃう?」
水「生暖かいないちゃんが…うへへ♡」
涎を垂らしながら俺の方を見てくる
こいつは異常者だ。こんなやつ見たことない
桃「トイレいってくる」
水「逃げちゃダメだよ?ほら出して」
次の瞬間腹を思い切り殴られる
桃「おえ”っ…!?」
限界がきていた俺はそのまま吐き出してしまう
桃「はぁ…はぁ…」
そのまま倒れ込み意識がとうのいていく
水「大丈夫!?強く殴りすぎた…本当にごめん!」
必死に謝るいむの姿がぼんやりとしていく
水「でもまさかないちゃんの方からかけてくれるなんてね」
いむは自分の手をペロリと舐めていた
水「美味しいなぁ♡」
そこで完全に意識がなくなった
コメント
3件
狂ってて好きや…
依存しすぎてる水くん可愛い🙈💕ずっと可愛い〔語彙力×〕
ホントに凄い、、めっちゃ好きです! 続き頑張ってください!