なみだ…?涙…
一瞬思考が止まる。おんりーは淡々としているけれど、それとは真逆に、僕は驚いて声が出なかった。
『…涙石病、かもしれない。』
涙石病。テレビでしか見た事がない、恋をしたらなる事がある病気、だったと思う。
僕は君に惹かれたけれど、君はきっと、誰か他の人に心を惹かれたのだ。
『好きな人…なんていないと思う。』
そうだよね。きっと、おんりーは僕と「友達」であり「仲間」で、これ以上でも、これ以下でもない。他の人に対してもそう。だから多分、恋愛に興味がない。
君が幸せになれるのなら美しい宝石だけれど。
君が幸せになれないならこれは穢れた宝石だ。
恋愛。そんなのわからない。おらふくんは驚いて今も放心状態のようだった。
でも、おらふくんを見ると、何だが心がキュッとなる。
なんでなのかな…?
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