ダメだ推しの学ラン姿とかもう最高だ
menに助けを求めるように電話をかける。
きっと、この人なら聴いてくれる。何も答えなんてなくていい。だから。
4コール目で、menが出た。
〔 どした、おんりー?〕
彼の落ち着いた声で、一旦こちらも落ち着く。
『涙石病…って知ってる?』
〔あー…知ってはいるよ、どうして?〕
『涙石病…なった…』
〔マジ⁉︎〕
『マジ。恋人…なんていないんだけど…』
おんりーから電話がかかってきた。
『涙石病…なった…』
この言葉に一瞬固まった。え?
〔マジ⁉︎〕
『恋人なんていないんだけど…』
あ、無自覚やん。 おらふくん好きなんでしょ?
思わずニヤつく。この2人はおらふくんが片想い、おんりーは無自覚といった感じ。
もう、言っちゃっていいかな?
〔いや、おんりーは身近な人……おで始まってんで終わる人の事、好きでしょ?〕
『へっ⁉︎おらふくん⁉︎何で⁉︎』
〔え〜?おらふくんがそっちの事好きだし、仲良いじゃん?いちゃついてるし〕
『うっ…確かに…』
認めてくれた。あとはどうこの2人をくっつけるか、が問題だ。
〔じゃあさ、明日夕方5時にここきて!〕
とマップのリンクを送る。
『え…ここ…』
〔まぁまぁ、いいから〜‼︎〕
そう言って、通話を切る。心なしか、おんりーも明るくなった気がした。
menからLINEが来た。
〔おらふくん明日空いてる〜?〕
明日は何もない。空いてるよ〜と送る。すると、すぐにマップのリンクが来た。
〔ここ、来て〜〕
そこは、駅だった。しかもおんりーの最寄駅。どうせ一駅隣だし、別にいいのだけれど。
僕は、おんりーが好きだ。
可愛いし、性格も好き。純粋なところも、ゲームが上手いところも。
でもこの恋は 叶わない。そう思っている。
コメント
8件
推しの学ラン姿やばいですよね!?オンラインショップ始まった日丁度誕生日だったんで即買いしました☆
とりま100にしときました