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……朝、目が覚める。
私、寝ちゃってたんだ。
ふと、PCに目が移る。
…………今まで描いてきた絵が、消えた。
不思議と涙は出なかった。それよりも、絶望の方が強かった。
手が震えた。今すぐこの手を引き千切りたいぐらいに、ムカついた。
どうしてデータを保存していたのにわざわざ、消してしまったんだろう。
記憶が無いことにも腹が立った。
(いけない……自分に腹を立てても何も始まらないのに)
椅子から立つ。少し立ちくらみが起こった。
階段の手すりをしっかりと掴みながら降りる。何だか騒がしかった。
(テレビ、つけっぱにしてたかな…?)
やっとの思いで階段を降り終え、ドアノブを握り、リビングに入った。
ここから私がする話は、正気では無いんだろう。でも、現実だ。
受け止め難い、現実なのだった。
眩しい。ライトが顔に当たる。
頑張って、頑張って目を開けた。
「ここ、どこだよ」
「随分と荒れているようですが…」
「うげ、なんで君たちまでいるのさ 」
「ここは何処かな〜☆」
まさに、信じ難い光景だった。
なんで、なんで……私の推しが居るの?
思わず手に持っていたスマホを床に落とした。
開いた口が塞がらない。こう言う表現が正しいのだろうか。
「……朝の、幻覚…?」
「幻覚じゃねえよ」
中也がそう言った。その言葉にハッとする。
………もしかしてだけど、私……
「私……死んじゃった?」
いつ死んでもおかしくない生活をしていたから、死んでないと肯定はできな((((
「死んでないよ」
太宰さんがそう言い、私にほほ笑みかける。
その奥で少しムッとした表情をする中也さん。
私は瞬時に理解した。
(絶対太中やん……)
𝐩𝐫𝐨𝐟𝐢𝐥𝐞
中原ナノカ
ナノカはこの名前が嫌い。由来はいい意味だけど、ダジャレとして「中原なのか?」
と馬鹿にされていたことから嫌いになった。
本職…高校生
副職…イラストレーター
背丈…175cm
異能力…???(判明しておらず)
座右の銘…人生大体はどうにかなる(?)
トラウマ…???
中途半端なところで終わります。