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「ショート寸前」
「あんたも。 なに本当に写真撮ろうとしてんの」
「だって……。 あなた有名人みたいだし、そんな人に会ったら、ああなっても不思議じゃないよ」
うちのお母さんが韓流スターに写真をせがむのを見ているから、驚いたけど理解がないわけじゃない。
眉間にしわを寄せた 佐伯(さえき)は、また大きなため息をつく。
その息が頬にかかり、私はようやく自分の状況を思い出した。
「ち、ちょっと……! もう離して! 」
女子大生がいなくなったことで、今や視線は独占状態だ。
人前でいちゃつくカップルを冷めた目で見ていたのに、これじゃ絶対に誤解される……!
慌てて佐伯の胸に手を当て、ぐっと力を入れるけど、びくともしない。
「もう、離し……」
顔を上げた瞬間、見下ろす彼と視線が絡んだ。
(あ……)
背中になにかが走り、本能がまずいと叫ぶ。
頬を包まれ、彼の**********
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