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今度あったら、
(注
この話は番外編の上から2番目と3番目(これで合ってるかわからん)を読んでから来てください
本編だよ↓↓↓
のどかな田舎道の中、レイナはアスカ達と一緒に初めての依頼の現場に向かっていた。
数日前、家具や服を揃え終えて図書館で借りている本を読んでいると、スマホに通知が来た。内容を見ると、アスカから依頼の内容と場所と日程らしき物が送られてきている。
場所は町外れの山の麓の家で、広い敷地の池や庭の手入れだそうだ。
依頼当日の今日の朝、アスカが仕事着というのを渡してきた。
服は2着あり、黒に薄い水色のラインが入っているパーカーに大きめのポケットが多数着いているズボンと、白のTシャツに水色のデニムのサロペットだった。因みに黒のパーカーの方は猫耳に萌え袖だった為、なんでこんなデザインなんだと聞いたところ「可愛いから」という返答が帰ってきて、少しキレそうになった。
黒いパーカーとズボンの方は、盗みなどの仕事の時に使い、白いTシャツとデニムのサロペットの方はそれ以外の依頼に使う服だそうだ。黒いパーカーの方には顔の上半分を隠すお面も着いている。
レイナが今朝の事を思い出していると、依頼主の家に着いた。
「うわー大きい」
そこはアスカが声を出して反応するのもわかるほど、大きな日本風のお屋敷だった。
屋敷の門の様な部分を潜り、敷地内に入る。中にはとても広い庭がある。
しかし、手入れが行き届いてないのか草が沢山生えており、お世辞にも美しい庭とは言えなかった。
「お邪魔します」
庭を見ているうちに、3人は先に進んでおり、既に玄関の扉を開けていた。
「依頼を受けました。何でも屋のものです」
ソウが丁寧に言う。
だが、人の気配は全くせず、返答も帰ってこなかった。
「あのー」
もう一度屋敷の奥へ呼びかけるが、誰も来ないため、勝手に屋敷の中に入っていくことにした。こういう事がよくあるのか、レイナ以外の3人は躊躇いもなくどんどんと進んで行く。
「大丈夫なの?」
「大丈夫大丈夫」
心配になり言うが、アスカは余裕そうに答える。他のふたりも何も言わないということは、大丈夫なのだろう。
そのまま奥に進むと、少し開いている扉があった。
「ここか 」
これまたアスカがなんの遠慮もなく扉を開けると、かなりのお年寄りのおじいさんが眠っていた。
「何でも屋のものです。大丈夫ですか?」
ソウがおじいさんの耳元で言うが、起きる気配は無い。
「何でも屋の者でーす。起きてくださーい」
アスカが揺らすと、ようやくおじいさんは目を覚ました。
「ん、あぁ」
「起きましたか。俺は、何でも屋のアメです。隣の男性はフウ。その隣の女性がスズにフユです」
何でも屋の時の呼び名は、ナギがアメ、ソウはフウ、アスカはスズ、レイナはフユという呼び名だ。
「あぁ、何でも屋の方々ですか。それじゃ、手入れして欲しい庭と池に案内します」
そう言うとおじいさんは立ち上がろうとするが、何かを探しているようだ。
「もしかして、コレ探してます?」
レイナは近くに転がっていた杖を差し出す。
「おぉ、コレです。ありがとうございます」
大丈夫かこの人?
思わずそう思ってしまう。
杖を使い立ち上がった老人は、少し心配になるような足取りで屋敷の廊下を歩いた。
はい。初めての依頼の1話書き終わりました。
ちょっとおじいさん大丈夫なのか心配になってきますね。
ここまで読んでいただきありがとうございました ヾ( ˙꒳˙ )