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それからバイトのを終えて時間も遅いので俺も三守さんも帰る。




今は七時二三分。




日の沈んで外も暗くなっていた。




そして帰り道三守さんに声かけられた。




「 夏合宿だってさー。絶対大変だけんねー 」




ふわっとあくびをして三守さんが言う。




「 あ、あの…三守さん…俺…夏合宿行けるか分かんなくて… 」




「 ん…それは謙信くんが行きなくないの? 」




「 お、俺は…行きたいんです…けど… 」




金銭的に…っていう勇気は無かった。




「 …なら行くべきだと俺は思う。だってこのメンバーで合宿して練習して試合できるのは今だけだし、謙信くんはまだ一年だから時間ある。来年もあるって思ってるとすーぐ三年なっちゃうからね。 」




「 で、でも… 」




「 それに今回は大阪だから合宿費用も交通費もそこまで嵩むことはないと思うよ。 」




「 … 」




「 それに行くかどうか決めるのは今じゃないし、来週の月曜だったよね…まだ六日もある。もっとゆっくり考えてみても良いんじゃない?それに一番は自分の思いじゃけ。 」




にこって笑いながら優しくそう言ってくれた。




「 んじゃ俺ここ曲ったら家だから…って謙信くんなんで泣いてんの?! 」




「 え? 」




俺は…ないちゃってたの…?だっせーな…ほんと…




「 取り敢えず、落ち着くまで俺ん家おいで…! 」




そういって手を引かれて三守さんのお家にお邪魔することになった。












燕帝山 高校 排球部 の 日常  68話~

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