コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「 ちょ、取り敢えずそこ座って…!適当になんか出すから! 」
三守さんは一人暮らしだった。
確かによくどこの方言かわかんないけど方言出てるし…
部屋は凄い綺麗だった。
小さい1Kの部屋でこじんまりしてたけどキッチンも全部綺麗だった。
「 三守さんってバイトしてたんですか?というかなんでウチに… 」
「 もうちょい働けるかなーって思って、もう一個コンビニ取ってたんだけど追加で喫茶店バイト始めたわけだべ。 」
ん、と言って紅茶を出してくれた。
「 あ、もしかして紅茶苦手だった…? 」
「 いや…普通に好きなんですけど…なんで紅茶なんですか…? 」
「 え、だってこの前きいくんと直哉くんと紅茶の話してなかったけ…? 」
この前の部活の休み時間、確かに話していた。
「 …三守さんってほんといい人ですよね。 」
涙も収まってきて少し頬が緩む。
「 …んなことないべ。それよか謙信くんの方が良い子じゃけ 」
三守さんも紅茶を飲みながら微笑んで言う。