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「急がなきゃ….」
放課後の学校、窓から夕日の光が入ってくる廊下を1人の少女が走っている。
「廊下は走っちゃダメだぞ〜」
そんな先生の言葉も無視して、少女は走る。その少女…いや私が向かったのは社会準備室。ホコリが舞っていて、少し薄暗い部屋の中で待っていたのは私の先輩、彩歌紗季だ。
紗季はパイプ椅子に座り、真剣な眼差しで私を見る。その目はエメラルドグリーンの美しい目、その目は私の全てを見透かしているような深い目だった
「先輩、持ってきました」
私は紗季に証拠を渡す。それをを見て紗季は言った。
「ありがとう、水無月」
そして紗季はパイプ椅子から立ち上がり、宣言した。
「ここで引導を渡してやるわ、美紅」