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【タクシー】
「お客さん、どちらまで行かれますか?」
「…樹海まででお願いします。」
樹海までって言われたけど素直にそれ聞いたら俺が怒られんねん。
ほんまふざけんなよ、死にたいんやったら勝手に死ねばええやん。
他人を巻き込むなやバカが。
まぁ考えても しゃーないし案外タイプやからお持ち帰りしたろかな。
あ、余計な心配すんなよ?今は深夜で、最後のお客さんやからな!
「あの…ここは、?」
「俺ん家やな。」
「はっ、?え?樹海は…?」
「はぁー、あのなぁ、樹海まで言われて素直にはいそうですかって案内できるわけないやろ!バカかお前は!」
「口悪!?確かに、それはあなたのおっしゃる通りですが…家に連れてきた理由をお伺しても?」
うわ、こいつずっと敬語貫き通すつもりか?堅苦しいの嫌いやねん、俺。
「うっさい、てか敬語やめへん?タメでええよ」
「もう本当になんなんだよ!俺…本気で死にたかったのに!!」
めんどくせー…
「あー、まぁベット行こうや。」
「は?俺の話聞いてる?」
「あでもその前にシャワー浴びなあかんか」
「先行ってくるわ。あ、一応言っとくけど帰れへんからな?俺の指紋じゃなきゃ開けられんようなってるんよ、じゃ!」
ふぅ〜、無理やりシャワーも浴びさせたしドライヤーもばっちりや!
「ほんとにやんの?」
「そんなん今更やろ、早くしろやほんま。」
渋々といった感じのそいつに半ば腹を立て、答える。
チュッ、リップ音が鳴った。
びっくりしとるなぁ笑、そんな感想を抱く。
続いてまた キスを落とし、今度は深いもんをかましたる。
歯列をなぞり、困惑する舌を捕まえ、自身のものと絡める。
「んむ、…ふ…ぁっ…」
「はは、気持ちよさそーな顔しとるわ」
ドサ、と押し倒したはずやのに今は何故か目の前のこいつに組み敷かれている。
「ん、は???」
「俺が下はないでしょ。せっかくだし、楽しませてもらうからね、リオラ?」
「え、なんで名前知って…」
ポーカーフェイスをする余裕もなく、表情に困惑を全面的に映す。
「あー、風呂入ってるとき見つけた名刺に書いてあったんよね。ま!そんなのはどうでもいいよな?」
終わった、その四文字が即座に浮かんだ。
俺今まで攻めやってん…
「俺が上になることは…」
「ないよ笑じゃ、早速はじめよっか!」
うー…マジかぁ、、普通に嫌やねんけど。
「なぁ」
「なんだよもう!早くしろよな〜。それとも何、怖くなっちゃった?」
「やっぱりやめへん? 」
「男相手とか勃つもんも勃たへんやろ、な?」
「は?今更やめるとかないだろ。」
「っ、ひ…」
「何、怖いの?」
「おれ、初めてやねん…下」
「なんだそんなこと?大丈夫だよ、極力優しくするからさ。」
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