⚠️捏造注意⚠️
⚠️誤字脱字あるかも…
🎹視点ーー
「…ワア」
久しぶりに体重計に乗ったら、この間より増えた数字に驚きのあまりまともなリアクションができず、ただその数字を見つめてしまう。
(こーれはマズイぞ…)
元々食べるのが好きな僕にとって体重管理は大変だったりする。
だからランニングしたりトレーニングは同じぐらい力を入れてやったり、時間が出来たときはポ○モンGOの為にかなりの距離を歩いたりはする。
ただ最近はいつもよりライブも近かったこともあり、気をつけてたはずなんだけどなぁ…
と首を傾げる。
とりあえず確実な原因が分からない…
(……トレーニング増やそうかなぁ)
次の日ー
僕を先に車に乗せたマネージャーは、少し元気がない僕に気付いたようで、挨拶をした後話しかけてくる。
「涼ちゃんどうしたの?」
こういうのはベラベラ喋ってもいいのか分からないが、心配されちゃったし…と昨日の事を話した。
「え?涼ちゃんも?」
おや、これは少し予想外。
「…も、って?」
「あー……それがさ僕や他のスタッフもそうなんだよね、あと意外なのが若井くんも」
「若井が…?」
若井もそうなのか…最近トレーニングをいつもよりしてたのそれが理由だったりして…
…なーんて
「この前、若井くんからトレーニング増やすって報告されてね」
当たっちゃったよ…
僕もトレーニングとか食事制限しようかなぁ
そうこうしてるうちに元貴の家の前に着くと、すぐにドアが開く。
「…おはようございま〜す」
寝起きなんだろうな…、元貴はまだぽやぽやしていて、僕の隣に腰を下ろした。
「おはよう、もしかして寝起き?」
「そ〜」
カバンからお菓子を取り出し、元貴はもぐもぐと口を動かす。
確かこのお菓子は、元貴が共演者の方から貰ったやつだった気が…
「りょうちゃん」
ん?と元貴の方を見た瞬間、口に何かを突っ込まれた。
「!??!?!!??」
反射的に突っ込まれた物を咀嚼する。
あ、美味しい…
「りょうちゃんが好きそうだったから」
めっっっちゃ可愛いこの人…
「ほい」
もう1つ目の前に差し出され、元貴の可愛さにやられてしまった僕は結局口を開いてしまったのだった。
この後もお菓子を貰ってしまった。
若井も車に乗ってきた瞬間口に突っ込まれていた。
若井は一応柔らかく断っていたが、僕と同じで結局最後は真っ直ぐ見つめてくる元貴に負け食べてしまった。
「涼ちゃん…」
スタジオで若井と2人っきりになった瞬間、
若井が話しかけてきた。
「なに?」
「俺さ、気付いちゃったんだよ…体重増えた理由」
涼ちゃんは気付かない?と真剣な顔で見てくる。え?僕らの体重が増えた理由?
僕の表情からまだ分かっていないことを察したような顔になった若井が、話を切り出した。
「…多分原因は元貴だよ」
ガチャッ
「2人ともおつー」
今話題に出ていた元貴が部屋に入ってきた。
僕らの反対側のソファに座ると、ノートパソコンを開き、イヤホンをして作業をし始める。
若井の言葉の意味が分からず、何でか聞こうかと思ったが、流石に本人がいる場で聞けず、何事も無かった様にギターを触る若井をチラリと伺い、自分も切り替えようとスマホを取り出した。
「んんー!」
元貴の声で集中が切れ、チラリと元貴を見ると、身体を伸ばしていた。
元貴がソファから立ち上がり、スタッフさんたちからの差し入れが置いてある机に向かい、袋を1つ掴んで持ってくる。
ソファに座り直して、封を開けてお菓子を1つ口に含んだ。
すると目の前に袋を差し出される。
「ん」
どうやらくれるらしい。
僕はいいかな、と言おうとしたが、元貴に上目遣いでじー…っと見つめられて、なぜか断れず、ありがとうと言いお菓子を貰ってしまった。
お菓子を食べているとふと気付いた、
あぁ、これの事か……。
元貴は最近、お菓子やご飯を僕らやサポメン、スタッフさんにまでくれるようになってきた。
多分今は食べさせたいブームに突入したんだろう…、前までは僕のお弁当からおかずを奪っていたが………
この難関課題をどう乗り越えようかと、今度は若井に狙いを定めている元貴を見ながら頭を抱えた。
コメント
7件
可愛い〜!!!自分の手から食べてもらうの楽しいですよね!餌付け? ゆかかさんの作品大好きで以前から何度も読み返させていただいておりました! 更新とても嬉しいです!!! 素敵なお話ありがとうございます!
omrさん可愛すぎて罪…😌😌ゆかかさんの作品大好きです😻😻‼️💖
最高です…👍🏻👍🏻👍🏻