伊吹,体調不良 志摩, 体調不良・悪夢
—前回と繋がってません、詳細はあらすじで—
—読むときの字はsがおすすめです—
in分駐所
伊吹「おはようございます…」
志摩「おはよう、…なんか顔色悪くないか?」
伊吹「そう、?全然へーきへーき!」
志摩「熱測れ」
伊吹「大丈夫だって」
志摩「いいから測れ 」
伊吹「…はーい」ピピッ
志摩「38.4…」
伊吹「…」
志摩「ソファで寝てろ」
伊吹「大丈夫だって」
志摩「いやだめだ」
伊吹「いやッ…!?」
伊吹をお姫様抱っこで持ち上げる志摩
伊吹「しま!?おろして!?」
志摩「病人は大人しくしてろ」
伊吹をソファに置く
伊吹「…」
志摩「で、何やってんだ本当に」
伊吹「…いけると、思って…」
志摩「はぁ…」
「頭痛いか?」
伊吹「…少し」
水と冷えピタとブランケットを持ってくる志摩
志摩「水はここ置いとくぞ」
「冷えピタ貼るから前髪上げろ」
伊吹「ん…冷たっ」
志摩「我慢しろ」
「隊長に知らせてくるから
ブランケット着て待ってろ 」
伊吹「はーい…」
in隊長室
志摩ノックする
桔梗「どうぞ」
志摩「失礼します」
「伊吹が体調不良のため早退させて やってほしい
です」
桔梗「伊吹が?バカでも風邪引くのね」
志摩「笑笑そうですね」
桔梗「そうね、体調が優れないのなら仕方がない」
「志摩、貴方が家に送るついでに
そのまま看病しなさい」
志摩「え?でも、」
桔梗「別に当番日じゃないし、仕方がないもの
なんだから」
志摩「…了解、です」
in分駐所
志摩「伊吹体調どうだ」
伊吹「んー、ちょっときつい、かな?」
志摩「隊長から、早退の許可をもらった」
「ついでに俺は伊吹の看病しろだとよ」
伊吹「お、やったね」
にっこり伊吹
志摩「なんだこいつ…」
in伊吹宅
志摩「お邪魔しまーす…」
伊吹、倒れ込むようにベッドで横になる
志摩「休んどけ、
俺は今から買い出し行ってくるから」
伊吹「さんきゅー…」
2時間後…
志摩「ただいま」
伊吹「ん…おかえり…」
志摩「経口補水液とポカリ、果物とかゼリーとか
色々買ってきたから」
伊吹「ごめんね…ありがとぉ」
志摩「…病人だからな」
「台所借りるぞ、飯作るから待ってろ」
伊吹「うん、」
料理する志摩
志摩「できたぞ雑炊」
「生憎、俺はこういう簡単なものしか作れない」
伊吹「笑笑俺はなんでもうれしーよ」
「いただきます」
志摩(なんか、大人しいと違和感あるな)
伊吹「おいしい」
志摩「そうか、よかった」
伊吹「…ごちそうさまでした」
志摩「お粗末様でした」
「冷えピタ貼り替えるから、」
伊吹「うん」
志摩「…よしできた」
「横になっとけ」
伊吹「しまは…?」
志摩「俺?俺は帰るよ」
伊吹「帰らないで…」
志摩「…は?」
伊吹「おねがい…」
志摩「…わかったよ」
伊吹「ありがと」
「…手、」
志摩「手?」
伊吹の手を触る志摩
志摩「冷た」
両手で伊吹の手を軽く握る志摩
伊吹「えへへ…ありがとぉー…」
志摩「早く治せよな」
伊吹「はーい」
「おやすみなさい」
志摩「…おやすみ」
伊吹の夢の中
目の前には倒れた血まみれの相棒
近くにはクソ野郎
あの日の船の上で見た光景が広がっている
「しまっ…、しま、あいぼう…」
『ッ!! っき!』
どこからか声がする
『ぶきっ!、いぶき!!』
伊吹「っはぁ!はぁっはぁっ… 」
志摩「おい大丈夫か?」
「だいぶ魘されてたけど…」
伊吹「しま…?」
志摩「なんだ?」
伊吹「しまっ、しま、よかった…生きてる、」
志摩「勝手に殺すな…あぁ、もしかしてあのときの…」
伊吹「しま、おれしまのあいぼうでよかった」
志摩「死ぬんじゃあるまいし今言うな」
伊吹「しまっ、、」
伊吹が近寄った勢いで倒れる二人
志摩「うぉっ、」
「…伊吹、離れろ」
伊吹「やだ」
伊吹が志摩を床ドンしてる状態
キスを迫る伊吹
志摩「俺に風邪伝染す気か」
伊吹「いましたいもん」
「しまがほしい」
志摩「治ったらたくさんしてやるから、まず治せ」
伊吹「じゃあハグ」
志摩「はい」
腕を少し広げる志摩
伊吹「ん〜っ…」
志摩「寝ろ」
伊吹「一緒寝よ」
志摩「はぁ…わかったよ、とりあえずベッド戻れ」
伊吹「はーい…」
「おやすみ」
志摩「おやすみ」
数時間後
志摩「ん゛…」
「朝か…ッ」
少し頭がきしむ志摩
志摩「いやいや流石に…」
伊吹「すぅー…すぅー…」
伊吹のおでこを触る
志摩「熱は下がったみたいだな」
伊吹「んぅ…?」
志摩「悪い、起こしたか?」
伊吹「んーん、今起きた」
志摩「そうか、熱測ってみろ」
伊吹「はーい」ピピッ
志摩「36.5 よししっかり下がったな」
伊吹「ありがとね〜♡じゃあ、ちゅ( 」
志摩「ちょ、ちょっとまってくれ」
伊吹「え、なんで…」
志摩「ね、念のため…な?」
志摩(俺も風邪ひいたとかいえねえ)
伊吹「しーま」
志摩「な、なんだ 」
伊吹「無理すんな」
「体調悪いんだろ?」
「今日休みだし、このままもっかい寝たら?」
志摩「え、あ、」
「別にだいじょう、ぶ」
伊吹「全然ダイジョーブじゃなさそうじゃん」
「ご飯作るから寝てて」
志摩「すまん…」
伊吹「いいのいいの〜」
数十分後
伊吹「できたよ〜あいちゃん特製健康おかゆ〜」
志摩「特製ってなんだ」
伊吹「あいちゃんが愛を込めてつくったから♡」
志摩「はぁ、、」
伊吹「食べれそう?」
志摩「ああ、食欲はまあまあある」
伊吹「よかった」
志摩「いただきます」モグモグ
「うまい」
伊吹「!よかった」
数分後
志摩「ごちそうさま」
伊吹「お粗末さまでした!」
「志摩はちょっと寝てなよ」
志摩「…だな、そうする」
伊吹「おやすみ」
(俺は食器でも洗うかな)
数分後…
伊吹「水冷てえ…」
志摩(ねれねえ…暇だな)
ふらふらしながら伊吹の方へ行く志摩
伊吹「…?」
足音に気づいて振り向く伊吹
伊吹「しま!?なにしてるの」
「寝てないと」
志摩「暇」
伊吹「えぇー…」
志摩「食器洗いしてて」
伊吹「…?う、うん」
伊吹が向き変わったとき、志摩が伊吹に抱きつく
(バックハグ)
伊吹「!?!?」
「し、しまちゃ…?」
志摩(あったけぇ…)
「もう少し…このままで…」
伊吹(志摩って風邪ひくとこうなるんだ…)
志摩「…すぅ…」
伊吹(寝ちゃった…)
おんぶする伊吹
ベッドに降ろす
伊吹「おやすみ…」
台所に戻ろうとする伊吹
志摩「ぃ…ぅき…」
伊吹「?しま?起きてるの?」
志摩「う、うぅ、ッぁ、」
伊吹「しま、しま!!」
志摩「っはぁ、!はぁっはぁっ、」
伊吹「しま、深呼吸して」
「吸って〜、吐いて〜、」
志摩「すぅー、はぁー、」
「いぶき、いぶき、」
伊吹「どーしたの」
志摩「生きてる、」
伊吹「生きてるよ」
志摩「俺、また、失敗したら…伊吹も、」
伊吹「大丈夫、ほらみて、生命線長いでしょ」
「絶対置いてかないから」
志摩「…うん」
「…一緒に寝ても、いいか」
伊吹「え?」
志摩「やっぱりなんでもな、」
伊吹「いいよ〜!!」
志摩「…」
伊吹「ほら、腕枕」
「頭乗っけて」
志摩「ん…ありがと、」
「おやすみ」
伊吹「おやすみなさい」
ー朝ー
伊吹「ん…」
志摩「すぅ…すぅ…」
伊吹「またねてる…笑」
志摩のおでこをさわる
伊吹(熱は下がってそうかな)
現在時刻5:00
伊吹「6時に起こそ…」
6:00
伊吹「しまーもう6時だよー」
志摩「あ゛ぁ…?」
伊吹「おはよう」
志摩「あ、おはよ」
伊吹「体調どう?」
志摩「結構いい 」
伊吹「よかったよかった」
志摩・伊吹(伊吹/志摩 って甘えるタイプなんだ…)
(二人とも無自覚甘えん坊タイプ)
コメント
1件
うわぁ……可愛い……志摩と伊吹面倒見良すぎてヤバい( ´︵` )