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「すいません、少し時間ありますか」
聞いたことのある声がする。
後ろを振り向いてみると、前に見た超絶美人な警察官が立っていた。
自分は罪を犯しているのだ。
こういう場合焦るのが普通だが、今すぐにナンパして落としたい。と思っている。こういうところが自分のクズな
ところだと心の中で思う。
「あの学校の生徒ですよね?
最近この付近で連続殺人事件が起こっているのですが知ってます?」
「は、はい、知っています。」
無愛想な警察官だな
「殺された人と知り合いだったりしませんか?」
「はい、知ってます。」
「誰と?」
「え、全い‥」
「?」
っ!これは行った方がいいのか?
いや、でも、
最近紅上が”見られた”とか言ってたな。
ここはもう殺されたのは彼女っていうことを告発してしまって、
後でこの警察官を彼女にして味方にして紅上が捕まった時に俺も捕まらないようしておいた方がいいか。
「全員俺の彼女でした。」
「えええ!?元カノ!?」
まあ、ドン引きされるのは承知だったが‥
ここは泣き真似で誤魔化すか‥
死体を焼いてる時のことを思い出せばいくらでも泣ける。
「うっ、うっ、全員‥俺の大切な思い出だったのに‥」
「‥あの‥」
「これから用事がなければカフェで話しませんか?情報を聞きたいので。」
!‥まさかそっちから誘ってくれるとは好都合。カフェから出た後告白しよう。
*
どのくらい話しただろう。
情報を聞き出せるだけ聞いて、
その後泣き崩れられ、なぜか告白された。
しかもなぜかOKしてしまった。
理由はその男が昔亡くなった友達の顔と似ていたからだ。
なんだろう、すごく、何があっても守りたくなった。何があっても。