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“注意事項”
・自己満足
・大体1話完結です
・二次創作
・ご本人様とは関係ないです
・「事故ったら学生時代に戻ってました。」の+αみたいな感じに書きました
これらが大丈夫な方はどうぞ〜!!
_甲斐田視点_
あっち向いてホイ!
「んははw甲斐田マジで引っかかりやすいなw」
突如勝負を仕掛けられ咄嗟に対応した。不破さんが出した指の方向は右。僕も釣られて右に首を振った。
「いやいやいや!!急にやるからでしょ!?」
そんな事を言っても不破さんはニコニコしている。なんか猫みたい。
「…甲斐田ってマジでイケメンよな。」
「…え?」
急に不破さんから”カッコイイ”って言葉が出てきた。え?なんで?困惑をしていると不破さんの手がこちらに伸びてきて頬を抓りだした。
「いひゃいいひゃい!!」
「やっぱ伸ばしても何やってもお前顔崩れんな。」
「ッ~…もう、何するんすか。」
「…………..お前あの頃とあんま変わらんな。」
こちらを少し見つめた後、不破さんがそうぽつりと呟いた言葉が気になった。…大体不破さんの事は分かってきたがもっと前に会ったことがあるのか分からない。
「あ〜、そうやった。…気にせんでも良いぞ今のは」
少し困惑し首を傾げていたら、その様子を見たのかさっきの事を無しにしてきた。
「そうですか…?」
まだ気になる点があったが後にわかると信じて心の中にしまった。
「…ごめん、時間取らせてもうて。俺予定があるからバイバイやな〜。」
「お仕事、ですか?頑張ってくださいね〜!」
歩いて離れていった不破さんの背中に手を振った。
家に帰り、ようつべを見返していると1つの配信が目に入った。Ark配信だった。どうやら僕と不破さんがコラボしている配信。勿論身に覚えがない。
早速配信を見返しているとだんだん僕と不破さんの関係性が分かってきた。
「…お前あの頃と変わらんな。」
ふと頭に過った。もしかしてこの時の事を言ってるのか?
動画内での僕は不破さんの事を”アニキ”と呼んでいた。何故かどこか懐かしく、1度は不破さんに向かって言っていたような感じがした。言った事ないはずなのに。
試しに口に出してみた。
「アニキ」
「…ッうぇ!?」
自分でも驚くぐらい馴染んでいた。
「アニキ、かぁ。」
何故か少し余韻に浸った。
少し、アニキの事が分かった気がした。