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カーテンのすき間から、やわらかい光が差しこんできた。
📢「……ん……朝……?」
目をこすりながら、ベッドから起き上がる。
廊下の向こうから、フライパンが鳴る音と、
スープの匂いが流れてきた。
📢(お母さん、もう起きてるんだ)
今日はなぜか胸が落ち着かなかった。
理由はわからない。
でも、いつもより静かな家の空気が少しだけ違って感じた。
ドアを開けると、隣の部屋から🦈の声が聞こえた。
🦈「ねー、まだ眠いんだけど……」
👱🏻♀️「起きなさい、遅れるわよ」
母の声がキッチンから返ってくる。
その向かいの部屋から、👑も出てきた。
👑「……おはよ」
👱🏻♀️「おはよう」
三人で並んで洗面所に向かう。
鏡に映る自分たちの顔は、 まだ寝ぼけていて、少し不安そうだった。
リビングに入ると、テーブルには朝ごはんがきれいに並んでいた。
トースト、卵焼き、スープ、牛乳。
でも、母の様子がいつもと違った。
エプロンをつけたまま、テーブルの前に立っていて、手をぎゅっと握っている。
👱🏻♀️「……座って」
母の声は少し震えていた。
三人で顔を見合わせてから、椅子に座った。
👑が小さく言った。
👑「なんか、改まってない?」
母は一度、深呼吸した。
👱🏻♀️「ね……大事な話があるの」
その言葉だけで、胸がドキンと鳴った。
👱🏻♀️「私……再婚するの」
時間が止まったみたいだった。
🦈「……え?」
🦈が先に声を出した。
📢「再婚って……結婚か?」
👱🏻♀️「うん」
母はゆっくりうなずいた。
頭の中がぐちゃぐちゃになった。
フォークを持ったまま、動けない。
👑「……どうして急に……」
👱🏻♀️「急じゃないの。本当は、ずっと前から考えてた」
母は目を伏せて続けた。
👱🏻♀️「あなたたちが大きくなるまで、言えなかった。どう話したらいいかわからなくて……」
沈黙がリビングを包んだ。
時計の秒針の音だけが、やけに大きく聞こえる。
👱🏻♀️「相手の人はね、とても優しい人なの。 」
👱🏻♀️「あなたたちのことも大切にしたいって言ってくれてる」
🦈が不安そうに聞いた。
🦈「……その人と、一緒に住むの?」
👱🏻♀️「うん。来月から」
👑の目が揺れた。
👑「じゃあ……新しい家族ができるってこと?」
👱🏻♀️「そうなるわね」
胸の奥がぎゅっと締めつけられた。
📢(新しい家族……)
今まで三人と母で作ってきた、この家はどうなるんだろう。
朝ごはんの匂いも、リビングの静けさも、全部変わってしまう気がした。
📢「……俺たち、どうなるんだ?」
そう聞くと、母はすぐに首を振った。
👱🏻♀️「何も変わらないわ。あなたたちは私の大切な子ども。ずっと一緒よ」
母の目が少し潤んでいた。
👱🏻♀️「でも……新しいお父さんと、兄妹 ができるの」
その言葉に、三人とも黙った。
不安と、知らない未来と、少しの期待。
全部が混ざって、言葉にならなかった。
🦈が小さく言った。
🦈「…🦈…仲良くできるかな」
📢「できる。でも、無理すんな」
母はそう言って、三人の手を順番に握った。
👱🏻♀️「時間はかかると思う。でも、家族になりたいの」
その手はあたたかかった。
トーストの湯気がゆらゆら揺れている。
いつもと同じ朝なのに、まったく違う朝みたいだった。
📢(今日から、何かが変わる…)
そう思った瞬間、胸が少しだけ痛くなった。