レイです。
急に始まって長めに続きます。
lrfw
付き合ってる
同棲済
本人様方には関係ないです
この先伏字ありません
lr『』
fw「」
lrn side
知り合いに頭皮マッサージ器を貰った。
めっちゃ唐突に あ、これやるわ つって。
しかも機械とかじゃなくてワイヤーみたいなのが何本もついてるやつ。
…うん、流石にまだ毛根心配される年齢じゃないよ??
これどうするか。
別にいらねーし…、かと言って捨てんのもなぁ。
『ただいまー』
『………』
そう挨拶をしても、いつもみたいに湊が来ない。
リビングからテレビの音聞こえるし、気づいてない感じか。
『みな__』
名前を呼ぼうとして慌てて止める。
なぜなら、湊がいつにもまして真剣な顔で育毛剤のCMを見てたから。
湊全然禿げてなくね?
…そういえば髪染めてんだっけ。
似合いすぎて忘れてたけど。
銀髪とメッシュとかそりゃ毛根心配にもなるわな。
……あ、ちょうどいいじゃん。
湊にバレないよう後ろから静かに近づく。
別にびっくりさせる必要は無いんだけど、どうせならね?
十分に手が届く位置に立って、頭皮マッサージ器を湊の頭にはめる。
「ひっ、!?」
「は、え、なに?」
「…あ、びっくりした…ろれ帰ってたんか、おかえり」
『…ただいま…』
「んぇ、どしたん」
「てかこれ何?めっちゃぞわぞわしたんやけど」
『頭皮マッサージ器。同僚に貰った』
「…?ローレンハゲてるん?」
『いや違うから。まだそんな歳じゃないから』
「そうよな」
『それ湊にあげる』
「…え?」
『さっき育毛剤のCM真剣に見てたじゃん』
「うぇ、見られてたんか」
「別にハゲてる訳じゃないんけど…」
『分かってる』
『染めてるから将来心配になってきたんでしょ?』
「お恥ずかしながら」
『湊がハゲても俺は好きだよ』
「…嬉しいけどハゲる前提で話すのやめてくれん?」
『ごめん w』
「にしてもこれ気持ち悪いわ…」
「うぁ、ッん…」
湊は気持ち悪いと言いながらも使うのをやめない。
そういうんじゃないとは分かってるけど声が完全にアウトなんよ。
「ろれも使ってみ?」
「まじで気持ち悪いから」
『気持ち悪いから使ってみろマ?』
『嫌なんだけど』
「大丈夫大丈夫!」
「ワンチャンクセになる!」
そう言って半強制的に使わされる。
『うぉあ!!?』
『えキッモ!きっっしょい!!』
「やろ~」
「…あ、ちょっと待って。そのままストップ」
俺の頭に頭皮マッサージ器がはめられた状態で一旦ストップの指示が出される。
なに?なんかスマホ構え始めたんですが。
「…よし、ろれ見て!」
『ん?』
「ろれ星人」
「ぽくない?」
…あー、ね。
持ち手が宇宙人のツノみたいってことね?
流石にやってること可愛すぎか。
『湊もやって』
『写真に収めるから』
絶対可愛い。
「ええよ~」
「ん、っ…ほい」
あー可愛い、可愛すぎ。
満面の笑み可愛い。
そして相変わらずはめる時の声がエロい。
『………』カシャシャシャシャシャシャ
「……」
「…撮りすぎやない?」
「そんないらんやろ…」
『……家宝にするわ』
「やめろよ?」
おまけ
「そういや俺は何星人?」
『…ん~、…湊星人…はなんか語呂悪いな』
「ふわ星人とか」
『お、いいじゃん』
「…んふ、笑 俺たちだけのおそろいやね」
『……』
『やっぱ家宝にしていい?』
「ダメに決まっとるやろ」
『じゃせめて待ち受け』
「アホか」
『…いっそ湊を家宝にする?』
「正気に戻れ」
TikTok見てたら頭皮マッサージ器の動画が流れてきて思いつきました。
ありがとうTikTok。
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