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数時間後
恐る恐るリビングへ行くと 、彼も部屋に居るみたいで 、彼の姿は見当たらない 。
その隙に夕飯を作る 。
そういえば 、久々に作るかも 。
いつもは仕事から帰って来たら 、夕飯が準備されてたからね 。
改めて 、なるせの優しさを実感する 。
そして夕飯を作り終えて 、少し大きな声で彼を呼ぶ 。
あお)なるせ ー 、夕飯 ー 。
… あれ 、おかしいな 。
いつも呼んだらすぐ来るのに 。
部屋まで呼びに行く … ?
… うん 、呼びに行こう 。
さっきのは無かったことにしちゃえばいいんだよ 。
彼の部屋の前 。
扉をノックする 。
返事は無い 。
ゆっくり扉を開ける 。
と 、机に突っ伏して寝ている彼が 。
寝顔も可愛いな 、なんて思ったりして 。
作詞してたのかな 。
蒼葉)お疲れ様 。
そう言って毛布を掛ける 。
… 今なら 、キスしても良いかな 。
そう思い 、彼の頬にキスを落とす 。
…… はぁぁぁぁ …… キス 、しちゃった …
バレないように部屋を出ようとした 、その時 。
nq)口にはしてくれないの ? 笑
なんて 、揶揄う様な声が聞こえて 。
それと同時に 、自分でも分かるくらい顔が熱くなって 。
あお)っ 、もう二度としない !!
そう言って 、彼の部屋を飛び出る 。
そのまま自分の部屋に戻る 。
そして 、ベッドにダイブする 。
何あれ !! 起きてるなら言ってよ !!
普通に恥ずかしすぎるんだけど 。
口になんて 、出来る訳 …
なんて考える私も居れば 、少ししてみたい私も居る 。
でもやっぱりなるせからして欲しいかも …
そんな事を考えていれば 、部屋のドアが開いて 。
咄嗟に寝たフリをしてしまった 。
… 仕返しのチャンスでは ???
nq)あお ー … って 、寝ちゃったか 。
ここで 、わっ と飛び起きてやっても良いんだけど 。
まだ我慢 。
nq)… 、
そのまま寝たフリを続けていると 、頭を撫でられた 。
… というより 、髪を触られてる感じ 。
どんだけ好きなの 。
nq)… ごめんね 。揶揄いすぎちゃった … 大好き 。
あお)!
何だ 。
仕返しとか要らないじゃん 。
あお)… ごめんって思うなら 、そっちからキスして ?
nq)?! 起きてたの ?!
あお)全部聞いてました 。
nq)… 恥 っ ず …
そう言って耳を赤くする彼 。
その姿が凄く愛らしくて 。
あお)ね 、キスは ?
nq)… しなきゃ駄目 、?
あお)なにひよってんの 。
nq)いや 、だって … 普通に恐れ多い 。
あお)何で ?
nq)俺なんかとで良いの ? って 思っちゃう 。
あお)… 私は 、なるせがいいの 。
nq)!
あお)なるせじゃなきゃ嫌 。
nq)… じゃあ 、目瞑って ?
あお)ん … 、
多分 、前までの私だったら 。
きっとここで怖がってた 。
でも 、今は 。
信頼出来て 、大好きな彼なら 、良いと思ってる自分が居る 。
なんて考えていれば 、唇が触れて 。
nq)… これでいい 、?
蒼)ぅん 、… ありがと 、
触れるだけの短いキス 。
それでも 、私達にとっては十分すぎるもので 。
お互い 、顔が赤く染まって 。
これはきっと 、未だ差し込む西陽のせい 。
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