「あー、真っ青な海が恋しい…」
8月──。
瑠斗との忘れられない夜を経て東京へ帰ってきたが、まだまだ夏休み真っ最中。寮にいる生徒の数も、帰省やら合宿やらで半分くらいに減っている。
賑やかさは半減だが、残った生徒達はエアコンの効いた共用スペースや浴場などを広々と使っていて快適そうだ。
「ビーチでアイスとメロンソーダ…」
「最高だったよね、ミツル…。俺も虹色のアイスと蕎麦とジェラート…」
「瑠斗…。俺はタコライスと特盛チョコパフェだ…」
ぼやきながら、共用スペースの大きなソファを2人で占領している瑠斗とミツル。座るのではなく寝転がり、脚を投げ出してぐだぐだ状態になっている。ミツルにいたっては仰向けで棒アイスを咥えていた。
「お前ら、食い物の話ばかりじゃねえか」
その近くで掃除をしていた俺はつい笑ってしまったが、別*****************************
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