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こんにちは、嵐と申します。
ただのforsaken大好きな人が、ついに小説にまで乗り込みました。
今回書くのは、mafioso×chanceです。
最初なので、少し行為を軽めにいきますが、慣れてきたらどんどん行為を書いていくつもりです。
上手く書けるか些か心配なところではありますが、なんとか頑張ってみます!!
注意事項↓
・BL
・ほのぼの
・キス表現
・短め
・原作とは違う世界線
が含まれます。
苦手な方はご注意ください。
それでは、いってらっしゃい!
わんくっしょん
chance side
ピピピ、とやたら甲高い音で鳴り響くアラームを止めて、重たい体をなんとか起こす。
朝は何もかもが怠くて面倒すぎる。朝飯を作らなければいけないし、着替えだってしないといけない。まぁ、そんな愚痴にもならないものを吐いたところで、何かが変わるわけではないのだが。
コーヒーメーカーから香るコーヒーの匂いは、俺の意識を覚醒させるのには十分で、なぜだか背筋が少し伸びた。まだコーヒーを淹れ終わるのには時間がある。食パンをトースターに入れ、トッピング用のバターとジャムを取り出し、パンが焼けるのを待った。
焼き上がったトーストにバターとジャムを塗り、一口齧る。そして甘めのコーヒーで流し入れる。それを何度か繰り返した後に、スマホからバイブレーションが鳴った。朝のゆっくりできる時間は貴重なため、邪魔しないでほしいとも思ったが、コール画面を見てその考えを捨てた。
「あー、もしもし?」
『chance、今大丈夫か?』
「ん、別にいいよ。で、用件は?」
『今日の予定が変更になって、夜が空いたんだ。
よければ会えないか?』
願ってもない誘いだった。絶賛マフィに片思い中の俺は速くなる鼓動を抑えて、平常心を装って返事をする。
「あぁ、わかった。」
『それでは、いつもの場所で』
長くもない、ただの簡潔な会話。それでも俺の心を昂らせるのには十分だった。俺だけがこうやって静かに喜んでいると思うと、なんだか居た堪れなく感じ、コーヒーで気持ちを押し込んだ。
眠たい頭をなんとか起こし、すっかり暗くなってしまっていた部屋の電気をつける。どうやら作業中に寝てしまっていたようだ。
時刻は12時、いつもマフィと約束している時間だ。それに気付いた俺は急いで荷物を持って、いつもの場所へ向かった。
「よぉマフィ、久しぶりだな」
『あぁ、それは本当にそうなんだが…
遅刻癖は直らないのか?』
「それは置いといてくれよ。
大した問題じゃないだろ?」
『はぁ…まぁいい。酒はどうだ?
良いバーを知っているんだ。』
「珍しいな。いいぜ、行こう」
その誘いに二つ返事で乗り、その場所へ向かう。
ドアを開けると、カランとベルの音がした。店内は静かでまとめられており、少しの安心感を覚えた。案内されるがままにバーカウンターに付き、メニューを覗く。有名なものはもちろん、マイナーなものまで置いてあって、商品の種類の多さに驚かされた。すぐに酔ってしまわないように軽めの物を選び、目の前でカクテルを作っているマスターの手際を眺めた。
『chance。お前は好きな人とかいないのか?』
時は経ち、だいぶ酒が回った頃にマフィが口を開いた。そんなことを聞かれるとは微塵も思っていなくて、暫し硬直してしまう。それでも俺がマフィに片思いをしていることを知られたくなくて、なんとか誤魔化せないかと思考する。
「…別に、いないかな」
『…そうか』
淡白な会話だ。中身はないように見えるが、逆に中身がありすぎて言葉の趣旨を感じ取れない。何か悲しそうに目を伏せたマフィを見て、俺が返答を間違えてしまったかと少し焦る。だが、そんな心配は全くいらなかったようだ。
『…俺のことは、好きじゃないのか?』
またもやマフィに空を突かれ、ため息を吐きそうになる。もちろん好きだ、大好きだ。だがそのことを伝えてしまえば、俺はもうマフィとは一緒にいられなくなるかもしれない。それがどうしょうもなく怖くて、不安でたまらなくて。どれだけ考えても返答を出せない俺に、マフィが2人の沈黙を破った。
『まぁ、好きじゃないよな。
マフィアの俺なんて、誰からも愛されないんだ』
「……俺は、マフィのこと大好きだ」
遂に言ってしまった。彼の目から光がなくなっていくように見えて、それを見ていられなくてつい口走ってしまった。最悪だ、これからどう挽回しろって言うんだ。酒のせいにしたら少しは誤魔化せるだろうか?いや、それは一時の安息に過ぎない。何か他の誤魔化し方はないだろうか。
『やっと言った』
「ぇ?今、なんて…?」
『なかなかchanceが言い出さないから』
思考が止まった。というより、考えることを放棄した、の方が正しいだろうか。謎に嬉しい気持ちと、困惑する気持ちとが混ざり合って、なんだかもう訳がわからなくなってしまった。
『じゃあ、付き合うってことでいいな?』
「…はい」
蚊の鳴くような声で返事をした俺に、マフィは満足そうに酒を飲む。恥ずかしくて赤面してしまいカウンターに突っ伏せた俺に、マフィはからかいの言葉をかけては笑っている。
不意に、マフィに面を上げられた。何かと思って急いで焦点を合わせれば、俺の唇とマフィの唇が触れ合っていた。ただ触れるだけの、短いキス。それは俺を混乱させるのには十分で、俺が話そうと思った言葉を捨てる。
『続きはまた今度、な』
声にならない声を出して、俺はまた顔を背ける。なんだか涙も出てきたような気がする。それは恥ずかしさから来たものなのか、嬉しさから来たものなのかもうよくわからなかった。隣にいたマフィを小突いて、度数の高い酒を頼んだ。
いかがでしたでしょうか。
バーシチュっていいですよね、書きやすい気がして私は大好きです。そして、今回の小説からわかるように、私の推しはギャンブラーことchanceです。皆様の推しは誰ですか?ぜひ教えてくださいね。よければリクエスト、お願いします。
それでは、次のお話でお会いしましょう。
次何書こうかなぁ〜…