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コメント失礼します! 物語が分かりやすくていいですね!! これからも頑張って下さい!!
kn視点
家に帰り早速、あの花を調べてみた
“エリカ”という花らしい
俺は知らない花に出会うことに少し嬉しさを感じていた
いつか、彼と話せる時が来た時、彼に一番似合う花をプレゼントしよう
この日からそう心に決め、次は何の花があるのだろうか、また彼に会えるのだろうかと少しわくわくして眠りについた
それからというもの、学校がある日は毎日と言っていいほど彼のピアノを聴きに音楽室に通った
もちろん彼は俺の存在なんて知らないし、まさか聴かれてるなんて思ってもいないだろう
そして、毎日通っていると彼の変化によく気付くようになった
笑っている日、悲しそうな日、なにか考えている日、そんなことが彼に表情からうかがえた
ころころと変わる表情にでさえ愛らしいという感情が出てきた
「これが恋って言うんだろうな〜」
俺は恋をしたことがない。
ただ、彼をひと目見た瞬間からこれが恋なのだと気付かざるを得なかった
続く