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ベッドの上。シーツにはまだ、さっきまでのふたりの匂いが残っている。
タプは一人、そこにうずくまっていた。
前も後ろも、もう擦れただけでイきそうなほど敏感にされている。
手首の赤い痕、噛まれた首筋。
何より、絶頂だけを奪われたまま何度も焦らされた体が、今も疼いて仕方がなかった。
【タプ】(……なんで、こんな……ことに……///)
ふたりは、笑って出て行った。
「また後で」とだけ言って──触れずに、
イかせずに。
息を殺して、触れようか迷う指が、ぴくつく。
【タプ】「……ちがう……俺は……っ、こんな……ッ」
拒絶の言葉とは裏腹に、
腰が勝手に揺れていた。
足の付け根が熱い。指先ひとつで、奥まで疼いて、締まりそうになる。
息を飲んで、自分の指を前へ、そして……
後ろへ。
【タプ】「んっ……あっ、く、ぅ……/// やだ……っ、これ……違う……っ」
でも、気持ちいい。
濡れてる。
彼らが開いた場所は、まだ彼らの熱を
思い出していて
【タプ】「っ、んぁ……ジヨン……ヨンベ……っ、あっ、あぁぁ……っ///」
ひとりで名前を呼びながら、指を押し込む。
切なくなるほど、寂しいのに、身体は逆らえない。
擦るたびに甘い音が鳴る。
恥ずかしいのに──その恥ずかしささえ、もうどうでもよくなってくる。
【タプ】「や、やだ……っ、でも、も、う……ぅあ、ぁ……ッ、イく……イきそ……ッ……!!」
ふたりに触れられた時よりもずっと惨めで、
浅くて、虚しくて。
けれど、何度も何度も焦らされ続けた身体は、その“偽物の愛撫”にさえ反応して
【タプ】「イく……っ、イっちゃ……っ、やぁ、んああぁぁっ……ッ!!!///」
何もない空間で、タプは絶頂に堕ちた。
涙と精液と、自己嫌悪と快感だけが、彼を包み込んでいた。