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🍌視点
今日は、RTAの配信。
自己ベを更新出来るように頑張りたい。
配信開始。
出だしは順調だ。
多少のミスはあるが、
いつもより動きが速い。
あの人達みたいに、
有名になってみたいな、
みんなを喜ばせたいな。
そんな思いから、力がわいてくる。
…それでも、
いつも目にはいる
チャット欄の言葉。
褒め言葉や応援に挟まれた、
「俺ならもっと速くできる」
「操作下手すぎw」
などの、不満の声。
最近は慣れたこと。
メンバーも気づいてるし、
注意換気、対策もしてる。
視聴者も怒ってるし、
みんな優しい。
「こんな言葉、気にしないでね」
「なんも知らないだけだから!」
俺の過去を唯一知ってる
メンバーは、
精一杯フォローしてくれた。
言われて本当に無関心な訳じゃない。
少しは、俺だって傷つく。
・・・
ある日の配信。
ふと、あるコメントが目に入った。
「この程度でドズル社最強名のんじゃねぇよw」
「ドズル社抜ければ?w 邪魔でしょ」
手が止まる。
今までみたいに、気にしないことは出来なかった。
なんでかって、
当てはまるから。
昔の俺に。
「テスト100点ごときで調子乗んな、きも」
「こんなんで頭良いとか思ってんの?w さすがにww」
何回も言われた、
自分の尊厳を否定される言葉。
「みんな嫌がってたよ、あいつらと遊ぶのやめれば?」
「本当は嫌いなの、わかんない?w」
何回も、いかないでって、言ったのに
結局は皆離れて行った。
もうなにも痛みを感じない痣が、
再び痛みを取り戻したような感覚。
ゲームの操作が止まり、
コメント欄が荒れ始めた。
「気にしなくて大丈夫!」
「見方だからね」
「負けるな、おんりー!」
気にしない、ことが
出来なかったんだ。
見方がいても、
なにも変わりはしなかった。
ごめん、勝つのは
無理かもしれない、w
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