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tsts
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#YJ
さしいす
244
前書き
🍼🩷💛
モブ女がでしゃばります。
長編の予定です。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「仁人、頼む…!俺の恋人になって!」
「あ゛…?」
俺は、目の前の仁人に向かって手を合わせお願いをする。
なんでこんなことを頼んでるのか…それは…
「ねぇっ、勇斗くん!」
「なに?真中さん」
「もぉ~、真中じゃなくて悠愛って呼んでください♡」
「あー……悠愛さん?」
「さん付けなんて硬いなぁ、あたし、勇斗くんの1個下なんだから悠愛ちゃんとか、悠愛でいいのにぃ」
「はは、」
「まぁ、追々でいっか!…ね、これから撮影進むし演技のことで相談したいこともあるし連絡先交換しましょ?」
そういいながら、上目遣いで俺を覗き込む彼女の名は、真中悠愛。
小さな顔にパッチリとした二重の大きな目、グロスでピンクに塗られた薄い唇。スラッとした手足。整った容姿で若い女の子を中心に人気を集めている今売り出し中の女優さんだ。
真中さんは、とある恋愛映画のヒロイン役に抜擢され、俺はその相手役を務めることになった。今はその映画出演キャスト達の顔合わせをしたとこ。
それにしても連絡先ねぇ……
この子、共演者キラー(肉食系女子)って噂を聞いたことあるんだよな。
噂を鵜呑みする気は更々ないんだけど、いきなり勇斗くん呼びだし、ちょっと距離が近いのは事実みたいだから、気を付けないとかも。
恋愛映画の相手役だし、距離感が近すぎると恋愛関係に発展とかあることないことネットニュースやら週刊誌やらに書かれる可能性あるしな~。
でも、まぁ…これから撮影していくんだし、連絡先くらいはいいか。
共演者とは仲良いに越したことはないし、演技のことで相談って言ってるから気にしすぎもよくない。
………なんて、そんなこと考えて連絡先交換したのが間違いだった。
ピコンッ
メッセージアプリの通知音が鳴る。
チラリと覗くと、メッセージの相手は真中さん。
…またか。
メッセージアプリを見ると、あの顔合わせの日から今日までの間に毎日のように来ているメッセージの数々が並んでいる。
『勇斗くん、今日もお疲れさま♡』
『今日も格好よかったね』
『○○のドラマみたよ!勇斗くんはすごいね』
『今日の演技、どうだったかなぁ?』
『撮影なくて勇斗くんに会えないの寂しいな、なんて(笑)』
『みてみて、これ買ったの!』
『あのシーンの台詞ってどう言ったらいいのかなぁ』
『ねぇ、共演者のみんなで今度××行こうよ♡♡』
など。
撮影に関係ない話の中に、演技の相談も混じるから無下にはできず当たり障りなく返してるけど、…これ、俺、完全に狙われてるよな。
撮影現場でも距離が近すぎる。
さりげなく距離をとってもすぐ詰めてくるし、ボディタッチが非常に多い。
正直、すごい困る。
撮影現場の空気乱したくないから冷たくするとかはできないし、彼女はそれを分かっててやってる感じもするんだよな。
……はぁ。
そんな日々が続いていたある日、撮影が終わり各々が解散してくなかで、真中さんに呼び止められた。
「ねぇ、勇斗くん気付いてるでしょ…?」
瞳をうるうるさせながら見上げてそう言う彼女。
「…ごめん、何の話?」
俺はとぼけて見せるが、彼女は退かない。顔を赤らめ、チラチラとこっちを見る。
「…もうっ、あたしに言わせるつもり?」
「……」
「むぅ。わかった、言うから聞いてね?…あたし、勇斗くんが好きなの、付き合って?」
告白かぁ…。
俺が一向に靡かないから堂々と好意をアピールする方向に趣向をかえてきたのか。
「あー……っと、気持ちは嬉しいんだけど、ごめん。付き合えない。」
「えー?あたし優良物件だよ?匂わせしないし、顔もかわいいしスタイルもいいし!」
「ごめん」
「…ふぅん。仕方ないなぁ…、でも諦めないから!勇斗くん覚悟しててね♡」
真中さんは言いたいことだけ言って去っていった。
諦めない…か。
彼女が明日からどう対応してくるのかちょっと不安になりながらも俺は無事に残りの撮影が終了することを祈るしかなかった。
コメント
1件
あっ、第1話読み終わったよ〜🖤 勇斗くん、完全に狙われてるね…真中さんの距離感、ちょっとヤバいし、なのに「諦めないから♡」って笑顔で言われると怖さが増すよね💦 でも、勇斗くんの内心の焦りとか、冷静な対応に「わかるわ〜」って共感しちゃった。 これからどうなるんだろう…続きがすごく気になる!