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太陽のてをずっと繋いでてやるんだって、おれはこの役を他の弟妹達にどれだけ強請られても譲ったことがなかった
お前は覚えてないかもしれないけど、前世でお前は俺を護って旅立ったから。
そして俺の唯一の心残りで、今度はおまえを守るんだって思ったから。
だから、こいつの隣だけは……。手を繋ぐ役目だけは、俺だけの特権で譲りたくなかった
今度は俺がお前を護ってやれるなって会った時にどれほど嬉しかったか知っているか?太陽
やっとお前に会えた…!!お前をこの手で護ってやれるってすごく嬉しかったんだ、太陽
だからそんな悲しそうな顔をするな
兄ちゃんはお前の事を護れて幸せだぞ?
もちろんお前が不幸せになるならそれを兄でもあった俺が取り壊してやろう
どんなものも俺が護ってやる
でも、幸せを得れるならおれはお前の手を離すよ……太陽
だから……泣かないでくれ
頼むから俺を置いてお前の恋人と生きてくれ……太陽
そっちで幸せに暮らしてくれよ、太陽
俺はお前の幸せな顔が見れたらいいんだ
何のためにまだスパイの残るこの世界から切り離したと思う?
お前を失わないためだ……。
だからな?泣かずに行ってくれ
俺の意思を無駄にしないでくれ……!!太陽
……、……俺は馬鹿だ。
いつの時か二刃が俺に言った馬鹿長男、その通りだった
おれはあいつが幸せならいいって海外に手放した
日本はまだほんの少しスパイが残ってるから…
だから海外に送ったんだ、俺が見極めて調べて確実に幸せにしてくれるお嫁さんの元にな
それなのに俺は泣いている
俺は自分が思ったより我慢していて、ずっとずっとお前のことを愛していた
……、…でも今頃言ったってもう……
「兄さん!!俺はあんたのことが好きだ!!」
は?今なんて言ったこいつは…??
俺は今世で兄さんと呼ばれたことは無い。
なのに何故だ?太陽
というか何故お前は俺の前にいる…お前はここにはいては行けない……。
おれは…
「兄さんが今世で護ってくれてたのに知らず、ずっと向こうで幸せに暮らしてた」
「でも、急に思い出してこんな所に居れないって焦ってたら」
「奥さんが……いや元奥さん、かな?」
「あの人が行きなさいって。あんたの所に送り出してくれた」
「”…タイヨウ、キョウイチロウとしあわせに、ネ”って、不器用ながらに日本語で喋って送ってくれたんだ!!」
「…。……ッッ!!期待して、いいのか?太陽」
「うんッ!!期待してよ、兄さん!!」
「遅くなってごめんね、凶一郎兄さんっ……!!」
「〜ッッほんとだぞ、太陽!!」
「兄ちゃんはお前のことをずっと待っていた」
「この世界に生まれてからずっと、お前が産まれてくるんじゃって、世界も同じだから。」
「ずっと期待してた」
「そしたらお前が産まれて俺は……(泣)」
「うん、ありがとう兄さん」
「おかげで俺は安全に暮らせてた。」
「だからさ、兄さん…いや凶一郎」
「俺と今度こそ一緒にいてくれますか?」
太陽は片膝をつけて薔薇を渡しプロポーズをする
「もう前世みたいにあんたを置いて言ったりしないと約束するから」
「だから俺と一緒に暮らしませんか?兄さん!!」
あぁ、やっと叶う
俺のお前に対する恋心に、前世での心残りが…全て解けた
「もちろんだ太陽。俺と結婚してくれ」
おれは指につけている指輪を外し内側を太陽の薬指にはめる
ふふっ驚いた顔をしているな?太陽
だがその役目は俺が貰いたいな(*´ `*)
なんせ俺は長男だからな、( ≖ᴗ≖)
「ん〜〜ッッ!!ずるい!!」
「でも凶一郎、からのプロポーズは……うれしい、な…////」
ははは、今世はどうやらお互い長く生きれるようだ
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
やっとかいあの馬鹿長男達は
ほんと、見てて辛かったっての
実は記憶あった夜桜家