テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
!閲覧注意!
*nmmn
*BL
*srkn
※ご本人様、関係者、事務所等一切無関係!
※晒しなど外への公開は禁止
伏字は使用していません。
視点は表記なく入り乱れたまま連ねており、擬音も多数使用しています。おそらく見にくいただの自己満妄想なので誤字脱字や解釈違いなどご了承ください。
▶ R18 濁点 ◀︎
ぬるくフェードアウトしていきます。
アキラクン口調迷子(コラボ配信時に寄せようと頑張ってみてはいます)。
MOBキャラと会話するシーンがあります。
意味のわからない方は閲覧をお控えください。
「ねえ、あんたさ、後ろ盾、なんもないよね」
「俺がなんの仕事してたか知ってる?」
「次、……俺らの、だれかに手出したら__」
「こんなんじゃ済まさないよ」
「これ、見てくれる」
廃れた路地、暗い街灯、鉄の階段をあがって扉を開け、前職で嫌という程お世話になった相手に向かって小瓶をぽいっと投げ捨てる。
「っと、おひさ。どうゆう系?」
目を丸くするも両手で小瓶をキャッチした相手は、受け取った瓶を見つめて中身を揺らした。
「……、俺も知らない。うちのひとりが盛られた」
「ふぅん……おけー」
未だに苛立ちはおさまらず、心の中はどろどろとした重みで締めつけられる。突きつけた刃であのまま喉を掻っ切ってやりたかった。そんな心情を1ミリも表情に貼りつけることはなく、知ってることはなにもないと伝え、セラフはネッグウォーマーを引きあげた。
口元の怒りは抑えるのが難しい。
腹が立つ、
腹が立つ、腹が立つ
「……、急ぎ?」
「できるだけ」
「り、まあ……早くても5日かな」
「最近セラお見てないんよなー俺」
事の起こりから1週間。いつも通り身のない話を繰り返していると、そういえば、と目線を店の外に送り、何を見るでもなくぼーっと呟く雲雀に喉の奥が少しだけ震える。
「……それなー、」
ほんの少し瞼を落とすように目線を下げ、ぽそりと応える。頭の中はセラフへの用件が山積みのまま放置されていて、ずっと片づけられずにいる感情のせいか、奏斗の精神は少しずつ疲れてきていた。
「話したいことあんのにさぁ、つかまんねーの」
「ほーん?あぁていうかさ、おまえ帰ってきたのと入れ違いじゃね?会った?急に私用の依頼入ったーつって出かけてったらしいよぉー」
ふぅっとため息をつく奏斗を見つめ、思い返せば、というわかりやすい態度で伝えると、目の前の肩がほんの少しだけ揺れた。
「……」
「えぇ?」
その前に、
僕んとこ来たってこと?
夜に出かけるほど急な依頼なのに、自分のところに寄ったのか、引き止める形になった行動はかなり迷惑だったのでは、
頭の中を整理しつつ、今なんの話をしていたか忘れそうになり、奏斗は視線をすっと雲雀へと向けた。
「ぅん?」
「急な依頼……?会ったよ僕、涼しい顔で事務所いたけどね?」
「んんそれいつもやね」
「あ、そっか」
「ふーん、絵に描いたような興奮剤だね……熱はこの辺りの症状か、痙攣も熱性だよね、痺れは?」
「痺れは、これ……まぁ麻酔かな」
「……、副作用ある?」
「ないね」
「ん、ありがと、はいこれ」
「すご、ほんとに持ってきてくれんの」
「まあ、5日もあったら暇だしね」
1枚の紙を2人で覗き込み、一般人とは程遠い会話をかわす。さすがにもう最後かな、と声をかけ出入口に向かうと、ふっと微笑む気配がして相手に視線だけを向ける。
「立ってんのもたぶん無理だね」
「……」
「あんたの周りって全員そんなレベチなの」
テーブルに頬杖をつき怪しげな笑顔で投げかけられた言葉にぴくりと頬の筋肉が震える。数日前とは違い、今度はネッグウォーマーを引き下げながら顔を向け、口元をふふっと緩めて扉をあけた。
「まあね」
キィっと扉が閉まっていくのと同時に応え、ガチャンと閉まりきった音を背に、幾分かおさまった怒りを更におさえるための深呼吸をひとつ。凝り固まった肩の筋肉を解すように、あぁ゙~とだらしない声をあげながら両肘を頭の後ろで交互に引っ張る。
「帰ぇるか」
「ああ、セラ夫?私も特別な事は聞いてないよ」
「まじかー、アキラもかー、黙ってこそこそする子にはお仕置が必要かぁ?」
「……、たしかに心配ではあるけど、おまえがそれを言えるかはあやしいな。」
「……ん?……は???!」
「まあ、隠したいんなら私らはなんも言わないよ」
「……」
「私とたらいが気づいてないとでも?」
抱え込みたいならそうすればいい
誰も責めたりしない
信頼してる
お前らは似てるよ
「よいしょ、ただいまぁっと」
「……」
「あう」
疲弊しきった頭と心、立っているのも面倒になり玄関から1歩も動かずコツンと頭をあてて壁に体重を預ける。
信頼しきっているからこその放任。
それぞれがそれぞれに深く干渉しない。普段居心地のいい現実が今はなぜか目の奥が熱い。
「粋なやつらすぎん」
いつも、そうだろ
じゃああいつは
なんで、
「……」
目を伏せるように細め、床を見つめる。奏斗はふと思い立ったように顔をあげてバタバタとブーツを脱ぎ散らかし、早足でリビングへ向かう。廊下の先に、気配がひとつ。
「……」
「1週間も放置してたら危ないでしょ」
「……」
開いた窓からさらりと吹き込む風に押されるように、ゆっくりと振り向く顔から目が離せない。月明かりの逆光で整った骨格を沿うきれいな影と、爽やかに煌めく赤色に吸い寄せられる。
溢れる……
同じように早足で向かい、凛と佇んだまま窓を静かに閉める相手の頬にぺちんと片手をくっつけた。
「ふっ、おしおき?よわ」
「ちげえよ」
溢れて、
止まんねぇ
頭で考えるよりも、という言葉の通りに体が勝手にベタな動きをする。激しくない、ゆっくりと優しいキス。
深くなってしまわないように、すっと目を細めて離れ、表情を崩さないくせに僅かに揺れる瞳をじっと見つめた。
「なあ、おかえり」
「……」
再び揺らめく赤色は、すぐに普段通りの色に戻る。一瞬じゃない、わかりやすくて甘すぎる微笑み。は、と小さな笑い声が聞こえて耳が心地いい。すいっと頬を撫でて手を下ろそうとすると、やんわりと捕まえられ体温と大きさで、
なんか……
「そんなさ、俺の男、みたいな顔すんな?」
「……」
「興奮すんじゃん」
自分はどんな顔をしているんだろう。いたたまれなくなって俯き、片手で覆うようにして顔を背ける。奏斗、と優しく呼ばれて肩がぴくりと反応する。低くて甘い掠れた声。
「……ッ」
「ただいま」
眉間が歪んで瞳が潤む。今日は弱っていて自分はもう駄目らしい。全員から甘やかされて心が潰れそうだ。震えながら泣きそうになるのを俯いたまま堪える。両手を優しく剥がされて暴かれた瞬間、衝撃で滴がぽろっと溢れた。
「ぁ、違……」
両手を掴まれたままに上着の袖で拭き取ると、すっと寄せられる唇に片目を細める。目尻にくっついて離れていく唇から吐かれた薄い息が耳にかかってくすぐったい。
「泣き顔そそるから」
「ッ……ぁ、セラフ……僕、」
震える両手を離された途端、吸い寄せられるように背中に回してがっしりとしがみつくと、相変わらずお互い重装備すぎて少し痛い。
「すき、かも……」
「っはは、かもやめてね」
堪えられずに目を閉じて笑ってしまうセラフがなんだか可愛い。
「俺はね、好きだよ奏斗」
「ん、」
「ずっとね」
「んっ……や、だ……セラフ、それ……も、やえて」
「そう?でもまだほら、ここ押されて悦んでるよ」
「あっ、あぁ……だめだめだめっっ、も、頭……溶け、る……いや、いくの、ぃ゙___ぁ゙っ!___ッん!……っふ、____ぁあぁ゙、っぇあ……ぁ、」
四つん這いで上半身を支える両手ががくがくと震える。何度たどり着いたかわからなくなるほどに指で中を弄ばれ、力の入った背中がもうずっと痛い。
「ぁ、はふ……ん、」
「奏斗、力抜いて」
仰向けに転がされ、快感に震えている全身を晒されて目眩がする。何度出したかわからないのに、未だに持ち上がっている様子が恥ずかしいのかなんなのか、
興奮と荒い呼吸が抑えられないままに両足を抱えられ、更にかぁっと火照る顔に奏斗は眉を寄せた。
「あ……、だ、め……ぃま、や、セラフっ……いま、突かれたら……僕、」
めちゃくちゃにいく
「っ、ふ」
口元にまとわりつく汗を片手の甲で顎に向かって拭い、先端をあてただけでちゅぱちゅぱと吸い付いてくるカラダにたまらなくなる。そのままゆっくり進むように体をくっつけていくと、弱々しく腹筋を押さえるように突っぱねてくる奏斗の片手が震えていてとてつもなく愛しい。
「ひぅぅ……ぁ、まぁ__ッ、だめ、だ……め、待っ___ッんんん゙!!ぁ、ひっ___っぇあ゙!」
通り過ぎるようにゆっくり擦りながら進み、先端を押しつけるだけでビクビクと中でいき続ける奏斗の瞳をじっと見つめる。ゆらゆらと揺れている青色と目が合って、吸い寄せられるように目元に唇をくっつけて微笑んだ。
「いき狂いなよ」
つきあたりを重くひと突きすると、奏斗の声なのかわからない長く堪えるような唸り声が耳の奥に響く。肘で口元を隠してそっぽを向いてしまう奏斗の目はきつく閉じられていて、しぼり取るように収縮を繰り返す内壁と、潤う綺麗な睫毛に胸が重く踊った。
馴染ませるように腰を押しつけると、今度はぐっと力強く腹筋を押し返して制止を促す奏斗の腕を掴む。視線をあげると薄ら開かれた瞼の奥の潤う瞳に射抜かれる。
「……、……」
荒い呼吸を繰り返しながら再びかたく目を閉じ、弱々しく首を左右に振り訴えてくる余裕のない男に、背筋から腰までがぞわりと震え、たまらなくなって腰を揺らした。
「んん゙!___ッッ!!っぁ、あぁ!ぁ゙っ……せ、ら__ッあ!ぇ゙ああ、」
「ん、」
「ぁっ___ッ!ぅゔ……ひあっ、あっ……ぁっ……セラ__んぇぁ゙!セラフっ、待っ__あぁっ!セ、ラぁぁ、」
気持ちいい、
奥を突かれたのは最初だけで、何度も何度も浅いところを行き来され前立腺を抉ってくる腰の動きに、脳はもう気持ちいいことで埋めつくされている。
「ずっと震えてんよ、なか」
「だ、……ぁ゙っ、んんん゙っ!!きも、ちぃの、も……いや___っぇ゙う!も、っかんね、___っあ゙!きもちぃっ気持ちぃぃ゙……セラ、んっ、」
「っ、おれも……ねえ奏斗、すき……もっとさ、気持ちよくて気持ちよくて、たまんなくなっちゃえよ」
ばつんっと奥を突けば、再び長く唸り声をあげてびくびくと全身を震わせる。小動物のように可愛く悶える奏斗の腰を掴んで、何度も何度も奥を擦る。
「ぇうゔッ……あっ!ぉ゙っ__ぁ゙ー、んぐッ!ッは、___ひ、ぅ゙、あぁぁ゙、セ、ラフぅぅぅ゙」
「ふ、呼ばれんの、結構クんね」
はふっと息を吐き出して、嗚咽混じりに喘ぐ唇に音を立てて吸いつく。何度も薄い唇を吸いあげ、動きにつられて開いた隙間から舌を押し込んで絡めとる。
「……んっ、ふ、ぁ……ッ、んんん゙っ、」
甘い吐息を響かせながら遠慮がちに首に絡んでくる両腕が心地いい。グッと体重をかけると、くっついた唇の奥で喉を震わせる奏斗の反応が可愛いくて、動きを止めて顔を覗き込んだ。
「つぶされんの気持ちいいの」
「……きもちいぃ、ぁ、……ん、セラフ、せら、ふ……ぼく……もう、おまえの……女のコに、なっちゃった、」
潤んだ瞳でぼんやりと見つめられ、自分が発する言葉に呆れるようにふふっと微笑む顔に、心臓を重く潰される。密着する腹を擦るようにして腰を揺らしてくる奏斗の動きは、吐き出したいのか、それとも中を擦って欲しいのか、どちらにせよ刺激的で頭が追いつかなくなる。
「ほんと、煽んのじょうず」
「あっぅゔ、せら、ふ……くっついてんの、気持ちいい……なぁセラフ……めちゃくちゃ、すき……だ、僕、多分、おまえの事……すげぇ好き、」
「ふっは、おーい多分やめろ?」
________
難産。だいぶん削ったからまだ続きたい。←全然射sしないかなとくんになっちゃってる。※数箇所修正入れました。そのうち加筆もできるとよいです。
Kntをめためたに泣かせるのはまた今度。ライブめちゃくちゃよかった。
________
なんかオマケ
「これ、見てくれる」
廃れた路地、暗い街灯、鉄の階段をあがって扉を開け、前職で嫌という程お世話になった相手に向かって小瓶をぽいっと投げ捨てる。
パリーーーーーーーン
「……」
「……」
________
ごめんなさい。ここんとこずっと、それ落としたらどうすんねんって邪念があったの難産の原因の1部だったりします。