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女の子は好きだよ。ふわふわしてて可愛くてでも──隣にいたいって思ったのは、せんせーだったんだ
受け入れられないのはわかってる
それでも、一番近くに。隣に立つ権利が欲しかった
告白する勇気なんてないから、本人には言えないけど
セフレとかワンナイとかの話を聞くとさ、羨ましくなっちゃうんだ
俺も──せんせーに愛されたいって思うから
それに、ニキくん。あれズルいよね。付き合い長いからポンポン話弾むし
シードくんもニキくん繋がりで、楽しそうにワイワイしてさ
……俺だって、もっと話したいのに
「俺だって……」
「もぉ〜飲みすぎだよ、キャメ」
「だって、こんな話──知ってるの18号しかいないし。素面で話すのは……なんか恥ずかしいだろ、中坊じゃあるまいし」
「まぁ確かに、今のキャメは恋する乙女みたいだもんね〜」
「まさか18号にバレるとは思わなかった」
「毎回言ってるじゃん」
「……だって俺、隠してたし」
「女の子を舐めちゃダメだよ〜。恋バナには敏感なんだから」
「……痛感した」
「でもキャメ、別にバイじゃないでしょ。他の男性に興味ないし」
「友愛はあっても恋情はないね。普通に、せんせー以外なら女の子が好き」
「でもせんせー相手だと?」
「……抱いてほしい」
「できあがっちゃってるなぁ」