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ハム✨投稿2ヶ月1ヶ月ツンデレ
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#夏コラボスペシャル
らい🎀
2,130
午後八時。
街は仕事帰りの人々でにぎわっていた。
ネオンが灯り始めた頃、りもこんは一人、雑踏の中を歩いていた。
組織には「情報収集」とだけ伝えてある。
本当の目的を知る者はいない。
駅前の小さな喫茶店。
古びた木の扉を押すと、コーヒーの香りがふわりと広がった。
店内は静かで、客はまばら。
奥の席に、一人の男が座っていた。
黒の丸い眼鏡。
落ち着いた雰囲気をまとっている。
男は新聞を閉じ、りもこんへ目を向けた。
??「遅かったな、R。」
りもこんは軽く頭を下げる。
rm「すみません、少し任務が長引いて。」
??「座れ。」
二人は向かい合う。
ウェイターがコーヒーを置くと、再び店内は静けさを取り戻した。
??「組織の様子は。」
男――公安の捜査官のsyuが尋ねる。
rm「少しずつ内部に入れています。でも……。」
りもこんは言葉を切る。
rm「ボスは思っていた以上に慎重です。無駄な情報をほとんど外へ出さない。」
syuは静かにうなずいた。
syu「当然だ。だからこそ、お前を送った。」
りもこんはコーヒーカップを見つめる。
syu「それと。ふうはやという幹部。どう見る。」
その名前を聞いた瞬間、りもこんは少しだけ表情を曇らせた。
rm「……冷静です。任務を最優先に考える人です。」
syu「それだけか?」
syuの視線が鋭くなる。
りもこんは迷う。
“優しいところもある”
“ちゃんと自分で証拠を確認する”
“甘いものが少し好き”
そんな言葉が頭をよぎる。
だが、それを口にすることはできなかった。
rm「……まだ分かりません。」
syuは少しだけ息をつく。
syu「R。潜入任務で一番危険なのは、敵に情を抱くことだ。忘れるな。」
rm「はい。」
返事はした。
けれど、その声には少しだけ迷いが混じっていた。
⸻
一方その頃。
洋館では、ふうはやが訓練場に立っていた。
木刀を握る手に迷いはない。
しかし、いつもなら来ている時間になっても、りもこんの姿が見えない。
fu「……遅い。」
小さくつぶやく。
その時だった。
bs「探し人かい?」
穏やかな声が背後から響く。
ボスだった。
ふうはやはすぐに姿勢を正す。
fu「ボス。」
bs「りもこんなら、外で情報収集をしているよ。」
fu「そうですか。」
それだけ答え、ふうはやは再び木刀を構えた。
ボスはその様子を少しだけ眺める。
bs「気になるかい?」
不意の問い。
ふうはやは動きを止めない。
fu「任務の遅れは確認する必要があります。」
bs「……そう。」
ボスは微笑む。
bs「任務、ね。」
その一言だけを残し、静かに立ち去った。
ふうはやは木刀を振り続ける。
だが、ボスの言葉が妙に耳に残った。
――本当に、自分が気になっているのは任務だけなのか。
⸻
夜十時。
りもこんが洋館へ戻る。
rm「ただいま戻りました!」
玄関を開けると、そこにはふうはやが立っていた。
fu「……おかえり。」
自然に出たその一言に、ふうはや自身が少し驚く。
りもこんも目を丸くした。
rm「今……。『おかえり』って言いました?」
fu「……言った。」
少し照れくさそうに目を逸らす。
りもこんは思わず笑顔になった。
rm「ただいまです!」
その笑顔を見たふうはやも、ごくわずかに口元を緩める。
ほんの一瞬。
けれど確かに。
それを、二階の手すりから見下ろす影があった。
ボスだった。
暗がりの中で、穏やかに二人を見つめている。
bs「順調だ。」
静かな独り言。
bs「信頼は育っている。」
その笑顔は優しい。
だが、次の瞬間にはその優しさが、ぞっとするほど冷たい響きを帯びた。
bs「……壊しがいがある。」
ボスはゆっくりと踵を返す。
誰にも気づかれないまま。
誰にも止められないまま。
静かに闇の中へ消えていった。
コメント
1件
ふうー、第15話読み終えたわ! りもこんと公安のsyuの密会シーン、めっちゃ緊張感あったな。 でも何よりグッときたのは、ふうはやの「おかえり」とそれに照れるりもこんのやり取りやで…! 任務って割り切ってるのに、自然と出ちゃうのがええ味出してる。 しかも最後のボスの「壊しがいがある」はマジで背筋凍った。 温かさと恐怖のバランスが絶妙やったわ、次話も楽しみにしてる🔥