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ハム✨投稿2ヶ月1ヶ月ツンデレ
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#夏コラボスペシャル
らい🎀
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午前七時。
朝の会議室には、いつもより少ない人数しか集まっていなかった。
机の上には一枚の地図。
赤い丸で囲まれた場所が三か所。
ボスは静かにその地図へ手を添えた。
bs「今日は情報屋との接触任務だ。」
部屋には、ふうはやとりもこん、そして数名の幹部だけがいる。
bs「相手は用心深い。人数が多いと姿を見せない。」
ボスは二人へ視線を向ける。
bs「今回は君たちだけで向かってほしい。」
fu「承知しました。」
ふうはやは即答する。
隣ではりもこんも真剣な表情でうなずいた。
rm「行ってきます。」
ボスは穏やかに微笑んだ。
bs「焦らなくていい。無事に帰ってくることを優先しなさい。」
その優しい言葉に、りもこんは自然と頭を下げる。
rm「ありがとうございます。」
だが、ふうはやだけは一瞬だけボスの目を見つめた。
何かを考えるように。
しかし何も言わず、部屋を後にした。
⸻
目的地は山間部にある、小さな廃駅だった。
線路は錆びつき、ホームには雑草が伸び放題になっている。
人の気配はない。
風だけが吹き抜ける。
rm 「……静かですね。」
りもこんが辺りを見渡す。
ふうはやは周囲を確認しながら答えた。
fu「静かすぎる。」
その一言で、りもこんも表情を引き締める。
二人はホームをゆっくり進んでいく。
その時だった。
ホームの端から、小さな物音が聞こえた。
ふうはやは手で合図を送る。
『止まれ』
りもこんはすぐに理解し、足を止める。
もう言葉はいらなかった。
目線だけで、お互いの動きが分かる。
少し前なら考えられなかったことだ。
物陰から現れたのは、一人の老人だった。
帽子を深くかぶり、大きな紙袋を抱えている。
fu「……情報屋か。」
ふうはやが静かに声をかける。
老人はゆっくりとうなずいた。
老人「時間ぴったりだ。約束を守る奴は嫌いじゃない。」
紙袋を差し出す。
中には数枚の写真と、一冊の黒い手帳。
老人「最近、警察が妙に動いてる。組織の近くにも何人か来てるぞ。」
りもこんの胸が小さくざわつく。
それは、自分たち公安の動きのことかもしれない。
老人はさらに続けた。
老人「それと……。組織の中にも”裏切り者”を探してるらしい。」
その一言で空気が変わった。
りもこんの指先が、わずかに震える。
ふうはやはその変化に気づかなかった。
いや、気づく余裕がなかった。
fu「誰が言っていた。」
老人「詳しくは知らん。ただ……最近ボスが、やけに周りを見てる。」
老人はそれだけ言うと、帽子を深くかぶり直した。
老人「気をつけろ。優しい人間ほど、最後に一番怖くなる。」
その言葉を残し、老人は森の奥へ姿を消した。
⸻
帰り道。
二人は山道を歩いていた。
しばらく無言だった。
やがて、ふうはやが口を開く。
fu「疲れたか。」
りもこんは驚いて顔を上げる。
rm「え?」
fu「今日は珍しく静かだ。」
rm「あ、いえ……。」
少し笑ってごまかす。
rm「ちょっと考え事してました。」
fu「そうか。」
それだけだった。
深く聞かない。
聞けない。
ふうはやらしい距離感だった。
でも、その何気ない気遣いが、りもこんには少しだけ苦しかった。
――ごめんなさい。
心の中でつぶやく。
あなたに隠し事をしています。
でも、今は言えません。
⸻
その夜。
りもこんは倉庫で通信機を取り出す。
rm「こちらR。」
上司『報告しろ。』
rm「組織内で裏切り者の捜索が始まる可能性があります。」
上司『……分かった。』
rm「それと。」
りもこんは迷う。
数秒。
通信の向こうは静かに待っていた。
rm「……ふうはやは。」
言葉が止まる。
本当は、もっと多くのことを知っている。
でも、それを報告したくなかった。
上司『対象Fは?』
冷たい問い。
りもこんは目を閉じる。
rm「……変化ありません。」
その一言だけを返した。
上司『了解。』
通信は切れる。
静かな倉庫に、一人残される。
りもこんは通信機を握りしめた。
rm「……ごめん。」
誰に向けた謝罪なのか。
自分でも分からなかった。
⸻
その頃。
ボスは執務室でチェス盤を見つめていた。
白の駒を一つ動かす。
続いて、黒の駒も一つ。
独りで静かに駒を進める。
bs「人は。」
ボスはキングを指先で撫でる。
bs「隠し事が増えるほど、目が曇る。」
白いナイトを倒す。
乾いた音が部屋に響いた。
bs「さて。」
穏やかな笑みを浮かべる。
bs「誰が最初に嘘へ耐えられなくなるかな。」
コメント
1件
第16話読み終えたよ〜!😭✨ りもこんの胸の内が切なすぎる…「ごめんなさい」が心に刺さった…。相棒として距離が縮まるほど、隠し事が重くなるの、本当に苦しい展開だね。最後のボスのチェス盤、全てを見透かしてる感じがゾクゾクした…!次の話が気になって仕方ないよ💕