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※主の作品では、🦊🐒🧸🐇🐑🐶を使います。
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「顧問から言われててね…」
話を聞くと、部として成立させる為に名前だけ借りている顧問から、
今年の新入生、もしくは在校生から1人入部して部員数6人にならなければ部活動として認められないから廃部だとのこと。
それで変な条件まで付けて俺を勧誘していた訳か…。
まあ、
「籍を置く、だけなら」
「え?」
「部員として数えてもらっても大丈夫ですよ。但し、ちゃんと勉強は見てもらいますからね!」
そう、これは勉強を見てもらう為、自分の為だから。
決して、この人達の為とかではない。断じて。
「ええん?ありがとお!」
「良かったなあ🐶ちゃん!」
「本当にいいの?」
悲しい表情に笑顔が戻る中、最終確認とでも言うようにスイカ頭が俺に問う。
何度も言わせないで欲しいな、全く。
「入部しなくていいなら、俺はその方がいいですけど?」
「あぁごめんごめん。嬉しくてさw」
笑顔で謝り、照れくさく後頭部を掻く。
まあ、その気持ちに嘘はないんだろう。
「なら明日から!よろしく!これ入部届け渡しとくな」
俺は入部届けと書かれた紙を受け取った。
「細かく説明も書いてあるから、また明日提出してほしいな」
何やら細かく、難しい漢字を使って長々と文章が連なっている。
こんなの読んでも、読まなくても一緒だろ、どーせ。
たかが部活だし。
「いえ大丈夫です」
俺は制服の胸ポケットからボールペンを取り出し、紙にサインする。
「これでお願いします。では」
俺は入部届けを部長に押し付け、部室を後にした。
それが取り返しのつかないことになるとも知らずに___。
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「ぷぷーっ」
「🐑くん最高やったよおw」
「上手く出来てた?w」
「完璧w演技派やでほんま」
はあーっ……チョロかったw
「こんなに簡単に引っかかってくれるなんてね」
「終わったかー?」
奥に消えていった🧸くんが顔を覗かせる。
🦊っちゃんの後処理も済ませてくれたようだ。
見た目と相違する、面倒みの良さ。
他にも彼のいいところは山ほどある。
「見てこれw」
「入部届けやんw」
「その場で書いて出してったんよw」
「なに…?」
「新入部員」
🧸くんの袖を引っ張り、頭にはてなを浮かべ質問している。
🦊っちゃんは顔もしっかり見れなかったかな、もしかしたら。
タイミングが悪かったね、ちょっと。
「あー、狙ってた奴釣れたんだ?」
「何とかねw」
「真面目ちゃんやったから、ちょっと苦労したけどなw」
「廃部の危機だってありもしないこと言ったら簡単に落とせたよ」
泣き落とし作戦が功を成したかな。
情に厚くて、心優しい子なのかな?
まあでも、
「良かったな、🧸くん」
「は、?何が?」
「またまたあw」
「………きしょ」
あんなに突っかかっていってたけど、実際、あの子に1番初めに目を付けたのは🧸くんなんよ。
入学説明会で見つけたんやって。
そんな🧸くんの為に、俺ら先輩、人肌脱いでやりますかって🐑くんと話して、みんなに協力してもらった感じよ。
「やっぱりチクられて廃部になる方がマシか…?」
「そんなこと言わんといてよ!」
さっきの🐇くん、必死で可愛かったなあ。
英語部はそれこそ、裏の実態はみんな知らない訳だけど、報告されたところで俺のお父さんがここの理事長やからいくらでもモミ消せるんよね。
作戦の為に、言われるとまずい感じを醸し出したけどね。
「明日から、ね」
「楽しみやなあ…❤︎」
「あの真面目ちゃんを崩すの想像するだけでゾクゾクするかも❤︎」
待っててね、良い子ちゃん___❤︎
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ➼ ❤︎300↑
コメント
2件
ひえぇぇぇぇ😭😭😭 めっちゃ好きですやばい!!!次の展開とかめっちゃ気になります🫣💞 相も変わらず文章の書き方とか、会話めっちゃ好きです!! 素敵な作品、ありがとうございます🥲🫶🏻️