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ワァァ涙感動日本!!
日本愛され短編集 ノベル
「拝啓,もう此処にはいない君へ」
日帝×日本の作品です。
病院でのお話です
注意⚠︎︎
旧国あり
戦争美化✕
死ネタ
日本と日帝は家族ではないです
日本さんが可哀想
以下,大丈夫な方のみお進み下さい
日帝「…はぁ…」
この生活にもそろそろ慣れてきてしまう。
足に生まれつきの病気を持っている為、 定期的に入院しなければならないのは承知の上。
だが、今回はいつもより
長く入院しなければならない
日帝「ここの病室か」
いつもなら同じ病室に行くことになるのだが、今回は生憎空いていないらしい。
ガラガラガラ…
???「……」
前の病室では一人きりだった為、静かなやつがいて安心した。
だが、やけに感情が無く、その顔からは生気が感じられなかった。
日帝「…お前、名前は?」
日本「…?ぁえと…日本、です…」
日帝「日本だな、よろしく」
日本「…はい」
それからというもの、お互い中々退院しない為、色んなことを話すようになった。
日帝「日本、クレープいるか?」
日本「くれーぷ、…ですか?」
日帝「知らないのか?」
日本「はい、生まれつきすぐ入院するようになったので…」
日帝「…そうか、とりあえず食べてみろ。さっき日本が検査受けてる間に売店で買ってきた」
日本「え、!?ちょっ日帝さん!!足治ってないんですから出歩いちゃダメですよ…💦 」
日帝「このぐらい大丈夫だ、ほら」
グイッ
日本「むぐ!?…もぐもぐ…」
「…ん!?✨️」
日帝「美味しかったっていう表情だな(笑」
日本「ゔ…美味しかったんですもん…///」
日本「そりゃ良かったよ」
日本「……ッ」
日帝「どうした?」
日本「あ、いえ…」
日帝「??そうか」
あの時持った違和感に気付けていれば、
こんなことにはならなかったかもしれない。
日本「日帝さん!!✨️」
「日帝さん!ニヘ」
「日帝さん」
「日帝…兄さん///?」
「兄さん…」
「日帝…さん…」
気がつけば、いや、ずっと気付いていた。
日本が段々と弱っていっていることぐらい。
でも気付きたくなかった。自分の中で今一番大切にしている人が弱っているなど…
日帝「明後日、退院することになったんだ」
日本「…そうなんですね、
おめでとうございます!!ニコ」
日本はへにゃりと消えそうな笑顔を見せた。
その笑顔はいつもの笑顔ではなくて、
デビル@永遠の3ちゃい
りた ~伝説のちくわ~
我慢している、そんな時の顔だということも知っていた。
だが、見て見ぬふりをした。
気のせいだと、そう思いたかった。
日帝「明日、退院か…」
(寂しくなるな…会いに来ようとは思うが…)
「明日、退院なんだぞ…日本」
日本「……」
日帝「……?日本?」
違和感を覚えた。
日本の顔がやけに青ざめているのだ
日帝「日本、おい、起きろ日本」
日本「…」
ピッピッピッピッピッ、ピッ、ピッ、ピッ
途端に日本の心電図が
少しずつ遅くなっていく。
日帝「!?にほ、!!日本!!」
(そうだ、ナースコールならッ!!!)
咄嗟に手に取ったナースコールを
勢いよく押すと、
すぐに医者と看護師がやってきた。
医者「日本さん!!日本さん聞こえますか!?」
そばで共に声をかけようかと
思っていたところを看護師に
「一旦隣の空いた病室でお待ちください」と言われ病室に入れなくなった。
約3時間後に医者が病室に入ってきて、
「日本さんは、意識不明で…」
などと言っていて、
後半の方は混乱して聞き取れなかった。
日本のいる病室に戻ると、
静かに眠る日本の姿があった。
日帝「日本…」
なぜよりにもよって明日退院なのだろうか、もう少しだけでも此奴の
そばにいてやりたい。
今では俺のことを兄のように慕ってくれる
日本が本当の弟のように思えていた。
張り詰めた緊張感は未だに残っていたが、
先程までよりかは随分とマシになったのか、気がつけば瞼が重くなり、
眠ってしまっていた。
朝起きると目の先にいつもいた日本がいなくなっていた。
手術でも行っているのかと心配になりつつ、病室を出た。
看護師「日帝さん, 退院、
おめでとう ございます」
日帝「あの…日本は
どうなっているんですか?」
頭の中ではあの子のことだらけで、
つい聞いてしまった。
看護師「あ、あぁ…日本さんは」
「その…先日の夜、お亡くなりに…」
自分から聞いた筈なのに聞きたくなかった、元気ですよ、とそう言って欲しかった。
だが看護師の「ご遺体…見に行かれますか」と言う言葉だけで現実を突きつけられた。
手術室の扉を開けると、
ついこの間まで日帝さん、と笑顔で呼んでくれていた日本は静かに目を閉じていた。
そっと頬を撫でるともうその体は冷たく、
温かみを失っていた。
…もう、どこにもないのだ。
たまに甘えるように抱きしめてくる温かい体温も。頭を撫でた時、恥ずかしそうにしながらも受け入れてくれる笑顔も。朝起きた時、日帝さん!!と元気に出すその声も。
今までの日本との思い出が脳によぎり、静かに自分の頬に涙が伝った。
後日、医者に聞くと 日本は 先天症疾患 という病気に かかっていたそうだ。
日帝(今の今まで一度も病気については教えてくれなかったな…心配させたくない、とかだろうが)
何も考えられず病院を後にしようとした時、看護師に声をかけられた。
看護師「あの、日帝さん、日本さんから手紙を預かっていまして」
そう言って渡された小さな手紙。
家に帰り、家族と話した後、
その手紙を読んだ。
拝啓 日帝兄さんへ
いつも明るく話しかけてくれてありがとうございました。指が震えて字が汚いかもしれませんがこれがおそらく最後になると思ったので、手紙を書きました。
あの時くれたクレープ、とても美味しかったです。ほとんど毎日病院食を食べてきたこともあって、あのクレープは私の一番の大好物です。また、食べたいですね。
日帝兄さんは家族ではないですが、私は心の底から(この人なら家族になっても幸せなんだろうな)と思いました。
私の家族は私が生まれた頃、心中をしていたそうなので、
記憶にある家族は日帝兄さんだけですね(笑)
病気のこと何も伝えなくて、ごめんなさい。
やっぱり日帝兄さんの悲しむ顔は 見たくなくて…でも、私が死んでも、引き摺らないで。どうか、幸せに生きてください。
日帝さんの人生に幸あれ、です
途切れ途切れで話が変わっている…きっと少しずつ毎日書いていたのだろうと思うと、俺が知らなかっただけで日本自身は自分がもうそろそろ死ぬことはわかっていたのだろう。
にしても、最後まで俺の事ばかり…
まぁ、嬉しいし、寂しい。
無意識のうちに涙が零れていたようで、手紙が少し濡れていたことに気がつき、すぐに涙を拭った。
まだ少しぼやける視界で捉えたのは手紙の端に書いてあった、 **「好きでした」**の文字だった。
俺も好きだ、日本。
見てくださって、ありがとうございました。
感動ものが書きたくて…
実は日本さんがクレープを1口貰った後の違和感の時点でもう日本さんの余命は1ヶ月もなかったんですね。細かいところの考察隊とか…来てくれないかな笑🤔
心に刺さってくれていると光栄です。
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3120文字、お疲れ様でした