テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

感情色

一覧ページ

「感情色」のメインビジュアル

感情色

1 - 無感情

♥

305

2023年12月09日

シェアするシェアする
報告する

僕は、泣きたい時に泣けない。


あの時も…

大「え?亡くなった?」


〖葬式場〗

大「叔母さん…ッ!!」

悲しいのに、涙が一滴も出ない。


〖中学生時代〗

モ「お前、なんで泣かねぇんだよ…バケモンかよ!!きもちわりぃ…」

大「バケモン……ッ」

いじめられても、苦しいのに、泣けない。


若「何してるの?」

大「虫がタヒんでるんだ…それを見てる……」

若「楽しい?」

大「ううん…ちっとも…」


いつの日か、僕から感情が無くなってしまった。


〖高校生時代〗

ボコッ!

大「痛……ッ」

モ「なんか言ってみろよ!弱虫!!」

大「確かに僕は弱虫だよ?でも、そんな弱虫をいじめてる君らの方がよっぽど惨めな弱虫だよ…」

モ「てめぇ、生意気だな…分かるまで殴ってらる!!」

大「何度殴ったって、僕には感情なんて無いからね…面白くないよ?それでもいいなら、どうぞ?」

モ「チッ…行こうぜ……」


若「元貴、大丈夫!?そのケガ!!」

大「なんて事ないよ…さっきの奴らはガキだし…力が弱かった……」

若「元貴…」


友達は若井だけで十分だった。

僕は感情が欲しい。


〖Mrs. GREEN APPLE〗

若「これ…元貴が作詞したの?」

大「うん、下手くそだけど…」

若「いや、元貴の才能だよ!!」

大「……ッ!」

僕には感情が無い。

でも、感情を見つけ出してくれたのは若井だった。




この作品はいかがでしたか?

305

コメント

1

ユーザー

めっちゃ好きです!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚